これを付けて走りたい!
アディダスがランナー向けに開発した次世代のスマートウォッチ「miCoach SMART RUN」(マイコーチ・スマートラン)がいよいよ登場です! 11月15日(金)から全国のadidas直営店とadidas ONLINE shopで発売開始します。
miCoach SMART RUNはアディダスのトレーニング用アプリ「miCoach.com」と連携したスマートウォッチで、心拍センサー、音楽プレーヤー、GPS、加速度センサーを搭載したランナー用のウェアラブル・ガジェットです。
また心拍数をリアルタイムで読み取って、その時に応じた適切なコーチングを音声や画面表示で知らせてくれることも可能。これ1台でパーソナルトレーニングができるほど、アディダスの知識と技術が詰まった、ランニングする人にとっては画期的なスマートウォッチと言えます。
発表に先立ちアディダスさんにmiCoach SMART RUNを触らせていただいたので、写真でご紹介します。
ボタンが前に1個ついただけのミニマルデザイン。重量は80.5g。駆動時間はモード設定によりますが、「マラソンモード」なら約8.5時間、「ワークアウトモード」なら約4時間、「カジュアルモード」なら約14日も使えます。
左手首に巻いた様子。画面が大きくフルカラーで見やすく、その上タッチスクリーンなので、運動中でも即座に操作できます。
OSはAndroid 4.1.1 Jelly Bean。ガラスはハイ・パフォーマンス ゲリラガラス。ステンレスのケースで、防水対応です。
ランニング中の使用が目的なので、ずれることなくフィットする感じです。ベルトの部分はシリコンバンド製なので、がっしりというよりも柔らかくフィットするので、手を振っても違和感を感じません。これなら実際に走っても腕を動かしやすいなと思います。
miCoach SMART RUNを触ってみて一番魅力的だなと思ったのは、ランナーのための必要な機能が凝縮されているところです。
例えば、ごく一般的なアクティビティトラッカーは、自分の活動をモニターするものがほとんどです。ですがmiCoach SMART RUNの場合、ランニングの数値を記録する以外にも、リアルタイムでトレーニングの指示を教えてくれる機能や、選べるトレーニングモードなど、データを元に記録を伸ばせそうな機能が盛り込まれているので、ランナーにとっては実用性の高い作りに仕上がっています。
これらの機能で一番変わると思ったのは、モチベーションのレベルです。ランニングは好きだけど、たまにモチベーションが下がる時があるんですよね。そんな時に、目標設定が簡単にできて、進捗を走行中に教えてくれるのはすごく便利。本気で走りたいランナーでデータを気にする方なら、使ってみたいガジェットだと思います。
走っていて意外と困るのが、音楽プレーヤー。普通は腕に巻いたりしていますが、ランニング中に気分が変わってプレイリストを変更しようと止まって操作したことは、ありませんか?
miCoach SMART RUNでは3GB、約850曲分の音楽を保存可能。画面上で直接曲順やボリュームを操作できるので、止まって操作する手間もなくなりそうです。Bluetoothイヤホンと連携するので、腕にコードがからみつく煩わしさからも開放され、走りがもっと快適になりそうです!
いきなりセンサーが緑色に光り出した! これがmiCoach SMART RUNで搭載された最新技術で、手首で心拍計測ができる「Mio LED 光学心拍センサー」。
普通トレーニングの場合、心拍数を測るには胸ストラップを使わなければなりませんでしたが、miCoach SMART RUNでは裏蓋部分にある2つの心拍センサーと光学セルが血流の脈動量変化を検出することで正確な心拍数を図れるようになったそうです。
充電はmicroUSBケーブルが挿せる充電ステーションにmiCoach SMART RUNを取り付けて行います。
価格は47250円。販売は、11月15日(金)から全国のadidas直営店とadidas ONLINE shopで先行発売を開始します。
(鴻上洋平)