芽キャベツでできたツリー、かと思いきや。
芽キャベツって欧米では肉料理の付け合せなんかでよく出てくるんですが、ピーマンとか人参みたいに、わりと嫌われがちでもあります。特にクリスマスやらのごちそうに付いてくると萎えるよね…いっそ食べる以外の方法で消費しちゃったら?とばかり、1000個の芽キャベツがロンドンはサウスバンクのクリスマスツリーをライトアップする野菜電池として使われています。
この芽キャベツ電池は、Big Bang UK Young Scientists and Engineers Fairが若い人たちに理数系教科の面白さを伝えるべく作ったものです。この芽キャベツシステムでは、銅と亜鉛の電極を芽キャベツと芽キャベツの間に入れて、電極と芽キャベツに含まれる酸の間で小さな化学反応を起こさせることで電力を発生させています。各200個の芽キャベツを使った5つの電池で63ボルトを供給できているので、低消費電力のLEDなら十分使えるってわけです。
芽キャベツはこの電池で1ヵ月くらい使えるそうです。芽キャベツの意外な実力ですね。
Gerald Lynch-Gizmodo UK(原文/miho)