使いやすい地図とは何なのか。
アップルの地図、リリースされた当初はめちゃくちゃに言われていましたが、少しずつ良くなってきています。が、それでもまだまだグーグルマップに張り合えるとは言い難い。やはり、多くの人がiOS端末でもメインで使っているのはグーグルマップでしょう。でも、アップルが申請している特許を見ると、同社の地図が大きくアップデートする可能性が。アップデートの中身は、道に関する情報量ではないのですけれど…。
申請されている特許から読み解けるのは、よりインタラクティブな地図になるということ。地図上で画面タップすることで、情報のレイヤーを表示することができるようになるそうです。これは、現在の衛星画像や、天気、交通情報等に加えて、タップしたエリア周辺のお店情報レイヤーや観光情報レイヤー等ができる、と。さらに活用すれば、例えばレストランのメニューや空港でのフライト情報等もレイヤーに反映される可能性もあります。もちろん、レイヤー表示は設定でオン/オフが可能。
より情報を密に詰め込める地図、それがアップルの目指す方向。もちろんグーグルだって同じことですけれど。レイヤー機能は広告導入箇所のチャンスにもなり得るでしょう。
しかし、もし本当にこの機能が追加されたとしても、アップルがユーザーの必要としている情報をどれだけ密に提供できるかによってサービスの善し悪しが分かれてきますね。ユーザー投稿型なのか、どっかからひっぱってくるのか、独自形成なのか…。サービスは箱だけではその良さは決まりませんものね。
そうこ(GERALD LYNCH /米版)