レーザーヘッドライトはてっきりBMWのi8が先かと思ってましたが、アウディがCESにこんな化け物を出してきました!
ロービームはLED、ハイビームにするとレーザーヘッドライトでLEDの倍の500m先まで照らせるコンセプトカー、「スポーツ・クワトロ・レーザーライト(Sport Quattro Laser Light)」です。
アウディのウルリッヒ・ハッケンベルク博士はプレスリリースでこのように特徴を語っています。
車内には「e-tron」技術搭載で、515 kWの大出力と2.5リットル/100km(94.09 mpg)の低燃費を実現し、レーザーヘッドライトはその高い性能で先行機種に大きく差をつけ、新ディスプレイOSにも最先端の電子技術を採用した。これがアウディの未来形。
気合入ってますね~。「2.5リットル/100km」はi8の目標値でもあります。気になるのはレーザーライトの中身ですが、プレスリリースにはこうありますよ。
レーザーダイオードはパワフルで、LEDのダイオードより格段に小さく、直径数ミクロンしかない。レーザーのハイビームライトは路面を500m(1640フィート)近くまで照らし、LEDのハイビームライトに比べ照射距離は約2倍近く、光度は3倍にも及ぶ。
この未来の技術でアウディはまたしても自動車照明技術分野におけるリーダーシップを内外に示すことになる。尚、同じ技術はレーストラックを走る2014年式R18 e-tronクワトロでも採用予定。
因みにLEDはMatrix LED。近寄ってみるとこんな風になってますよ。
対するBMW i8はこんな風。先月出た動画です。
途中こんなわかり易い図も出てますね。
いやーレーザーというとついつい目潰しを連想してしまいますが、超ちっこい光源がレーザーというだけで、直接対向車に目潰し攻撃!という心配はなさそうです。今年はいよいよレーザーヘッドライトが路上にくるぞということで。
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MARIO AGUILAR(米版/satomi)