知っておくべき5つの眠りのサイエンス

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知っておくべき5つの眠りのサイエンス

世界睡眠の日って知ってました?

世界睡眠医学会が、春分の前の金曜日を世界睡眠の日と制定しているんだそうです。ちなみに2014年3月14日だったとか。この日は、睡眠を祝福し、もう少し安らかな睡眠を心がけるのが目的なのですが、日頃の体内時計を、そう簡単に変えることはできなかったりしますよね?そこで、睡眠って大切~って思う眠りのサイエンスをお伝えしたいと思います。

1.今のうちに良い睡眠をとっておくことで将来、記憶障害を防ぐことが出来る。

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仕事で徹夜しがち、よなよなゲームしちゃいがち、飲み過ぎちゃって午前が多い、不眠症でなかなか眠れない......、もし、どれかにあてはまっていたら、マズイですよ。科学者たちの研究によると、成人期早期における睡眠妨害が記憶障害にリンクすることを示したんです。今は問題ないと思っていても、知らず知らずのうちに未来の自分が認知障害を起こしやすくなるような悪影響をおよぼしているんです......。

2.眠っていても学び続けることができる

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ご存知の方も多いかもですが、睡眠することによって私たちの脳はその日に起きた事に関する情報を整理し、順序付け、つじつまが合うようにしてくれているんです。神経科学者のチームは、寝ながら一晩中学ぶ事が可能だと示したんです。覚えることが多すぎて1日24時間じゃ足りないのに、そんなに眠れないよ!なんて思ってるタイプなら、睡眠療法トライしてみるのもアリですね。

3.眠れない夜が、あまりに続くと重要な遺伝子がシャットダウンされてしまう。

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何杯かのコーヒーと時々机のに突っ伏してとる仮眠で夜を過ごし、また1日を始めるのは、自分が想像している以上にカラダに悪影響をおよぼしているんです。遺伝子レベルで! イギリスのサリー大学の最新研究によると、1晩の睡眠が6時間以下だと、あなたの体を自己修復する際に重要な役割を果たす遺伝子をシャットダウンしてしまうことが分かったんだそうです。

4.スヌーズ機能が睡眠を台無しにする

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スヌーズ機能で、毎朝あと5分、もうちょっとだけ…なんて2度寝、3度寝してると、そのうとうとしている時間も寝てるって思うかもしれませんが、それは精神的な支えになっているだけ。実際には、あなたのその日1日の脳内の化学成分を混乱させてしまうことになっているそうです。なので、朝はスヌーズじゃなく、起きたい時間ジャストに目覚まし時計を設定して、ガバっと起きる方が、脳は1日を元気に効率よく働く事ができるんです。

5.眠気を覚ます方法

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体のためにオススメしませんが、眠いのにどうしてお起きていなくてはならない時ってありますよね? そんな時に頼りがちなのはコーヒー、紅茶、エネルギードリンクなどのカフェインですが、カフェインの副作用としては、イライラ感、興奮して怒りっぽくなる、めまい、筋肉のけいれん、吐き気、発作、不眠症、脱水症、心不全などがあったりするので、こんな方法で目を覚ましておくほうがよさそうです。

  • 運動する。
  • 糖質を食べる(10グラムぐらいのお砂糖の入った物を食べると集中力アップに即効性アリ)
  • 部屋を涼しくする
  • ちょこちょこ休憩する(脳は目新しい事を切望している為、作業中の事と全く違うことをしてから、また作業に戻ることで眠気も冷め、効率もアップするそうです)
  • ゲームをする(眠気を覚ますには血液を循環させることが大切です。なので、ハラハラしたり怖いと感じるようなゲームがオススメだそです。
  • 動き続ける(体の一部でも動き続けていることで、カラダは「まだ寝ちゃいけない」と認識するので、実は貧乏ゆすりなんかもオススメです)
  • 仮眠しちゃう(そのまま朝まで寝てしまいそうで怖いかもしれないけど、20分~30分の仮眠が認知機能を回復してくれます。ちなみに1時間寝た時よりもカラダが休まったと感じさせてくれるそうです)

生活に変化の多いこの季節、自分の体のために、脱夜型生活をしてみてはいかがです?

- Jamie Condiffe(原文/junjun)