オーブンを使って1円以下で作る、DIYな顕微鏡レンズ

    オーブンを使って1円以下で作る、DIYな顕微鏡レンズ

    ドラえもんの秘密道具みたい。

    顕微鏡のレンズってガラスを研磨したり、ポリマーを型に流し込んで作ったりするのが一般的です。しかも高倍率のレンズだと結構なお値段がするもの。

    そこでオーストラリア国立大学のSteve Lee博士らにより、約4ミクロンの解像度と160倍の倍率を持つ高性能なレンズを、なんと1円以下のコストで作ることに成功しました。

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    まずジメチルポリシロキサン(PDMS)として知られるゲル状のシリコンポリマーを一滴スライドグラスに落とします。そしてオーブンを約70度の温度にし、レンズのベースを作るために固めます。

    固まったらもう一滴落とし、レンズとして機能するように滴が垂れそうな形にするため、スライドグラスを反対に置き、固まれば出来上がり。素材とある程度の知識さえあれば家でも作れそうですよね。

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    PDMSを使ったレンズ(左)と顕微鏡のレンズ(右)

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    スマートフォンのカメラに装着できる、3Dプリントされたホルダーも制作されました

    この方法を使えば、従来だと5万円以上した皮膚の検査用スコープが、約200円で作れるようになるんです。現在は販売用の製品が開発中だそうで、またLeeさんは教育用のおもちゃにも応用したいとしていますよ。

    詳しい説明や制作プロセスについての論文はここから見れます。

    source: gizmag

    (徳永智大)

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