ソフトウエア会社のウエストユニティスが21日にメガネ型端末「inforod」を発表しました。概念はGoogleグラスと同じで、耳かけ式のフレームの先に解像度400×240ピクセルの超小型ディスプレイを搭載。右目の眼前にさまざまな情報を映し出してくれます。なお、重さは48gで世界最軽量級だそうです。
無指向性マイクを内蔵していることから音声コントロールも可能なのでしょう。またフレームをトラックパッドのように使えるそうで、このギミックもグーグルグラスと似ている気がします。
ただ、inforodはグーグルグラスと異なり業務用として医療機関やメーカーをターゲットにしています。端末を付けて器具を見ると使い方や作業手順などが表示され、これによってより正確、かつ迅速に作業を進めることができるようになるんだとか。また、後頭部にもフレームがあるため激しい動きがあっても外れなさそうです。
一応、スペックも載せておきます。個人的にはAndroid4.2.2を搭載していることにびっくりしました。
UI:音声認識/静電センサーあり
重さ:48g(バッテリー含む)
ディスプレイ解像度:400×240ピクセル
OS:Android4.2.2
メモリ:RAM 1GB/ROM 8GB
センサー:地磁気、角速度、加速度それぞれ3軸
カメラ:200万画素
ネットワーク:Bluetooth 4.0/Wi-fi 802.11 b/g/n
バッテリ:300mAh
価格は公式から発表ではないものの13万円前後になるようです。数年後、街行く人の多くがこんな形のデバイスを身に着けているのかもしれません。
(武者良太)