Facebookが細分化するなら、最初から目的特化したアプリがいいのかも。
今はネットを使う人のほとんどが、Facebookアカウントを持っているか、少なくとも作った経験があるかと思います。でも、このサービスは機能という意味でも友達リストという意味でも巨大になりすぎじゃないでしょうか。
Facebookは、かつてのように懐かしい友達とシンプルにコミュニケーションできるだけでなく、メッセンジャーやらニュースフィードやらいろんな機能が満載になっています。リストには、本当に近況が気になる相手だけでなく、3年前に1回飲み会しただけの「友達の友達」なんかも入りっぱなしです。
他にもたとえばメッセンジャーのように、複雑化した機能をバラして個別アプリ化し、Facebook本体にある同じ機能をなくそうとしています。でもひとつの機能を使うためにわざわざ別アプリを立ち上げるんだとすれば、Facebookでない専用アプリを使った方がいいのかもしれません。
最近では、より親密で目的を絞ったサービス/アプリが人気を博しています。Facebook社はそれらにならおうと、サービスをレトロフィットして、より細かいパッケージに分けようとしてるんです。ニューヨーク・タイムズのインタビューでも、マーク・ザッカーバーグCEOが「(Facebookという)ビッグ・ブルー・アプリを分解する」と明言しています。
ただ、機能ごとにバラバラに分解されるとしても、それ自体はアプリを使い分ける手間が増えるだけで、私たちがFacebookをやめる理由にはならないかもしれません。でも、アプリの機能が小さくなるのに対し、本体に蓄積された友達リストは肥大化したままです。つまり、ただカジュアルに写真を共有したいだけでも、Facebook系アプリでは共有範囲をいちいち考える必要が出てきます。写真共有専用アプリなら、そんな厄介なプロセスはありません。
たしかに、目的に特化したアプリを新たに使うとすれば、友達リスト作りから始めなきゃいけないというハードルがあります。でも逆に言えば、それは新しいスタートを切れるってことでもあります。というわけで、Facebookの各機能の代替となる専用アプリを以下にまとめてみました。
- メッセンジャー
もちろんLINEとか、最近Facebook自身が160億ドル(約1兆6300億円)で買収したWhatsAppという選択肢もありますが、スマホアプリだけじゃなくブラウザ上からも使えるという意味ではGroupMeが使いやすいです。
- 写真共有これはFacebook傘下のInstagramですね。
- イベント管理EventBriteがいいです。小規模なグループでも、巨大ライヴをする場合でもイベント情報共有には最適。Facebookにはない集金機能もあります。
- ニュースフィード
これは何と言ってもTwitterでしょう。気になる人とかモノがあるなら、その人たちをフォローすればいいだけですしね。シンプル。
- 場所情報Foursquareです。Facebookよりずっとプライヴェート感があります。これは位置情報関連サービスとしてはすごく重要なこと。さらに、お店からのディスカウントも受けられます。
- PokeSnapchatの方がいいです。オプションも多いし、楽しいし、何より消える刹那感があります。
- 家族内での情報共有
Pathってのがあります。簡単に使えて、プライバシーもあり、共有ツールはしっかりそろっているので、年配のお父さん・お母さん世代にも勧められます。
- Facebookページ
こちらはFacebook自身が開発したPaperがベストです。ニュースでも友達の書き込みでも、ベストな記事を美しくまとめて見せてくれます。ただ、iOSバージョンしかないのが残念。
[iOS]
使い慣れてる人にはちょっと不安かもしれませんが、Facebook自体が変わりつつあります。今まで通り使い続けているつもりでも、いつか急に機能がなくなったり、別アプリが必要になったりするかもしれません。なので今のうちに新しい環境に移ってしまおうかなという方、上のリストをあたってみてください。
Ashley Feinberg - Gizmodo US[原文]
(miho)