おっと出ました、Facebookそっくりんこの新デザイン!
フラット化に続くツイッターのデザイン大幅リニューアル第2弾は、ずばり、Facewitter(Twitbook)化。予想外の便利な新機能も投入され、結構よさそう。
2月に出回ったテスト中のデザインよりは押さえ気味ですが、見慣れたデザインからは結構な飛躍…って、Facebook見慣れた目にはそうでもないけれど。プロフィール写真とバナーっぽい背景写真をセットでカスタマイズできるところもFacebookのタイムラインとそっくりんこ。そっくり同じです。
そんなことより面白いのは、自分のページに何を表示できるか選べるようになったこと。ツイートの山に埋もれてる好きなツイート、自分らしいツイートを引っ張りあげて、プロフィールのトップに「ピン」留めできるので、ページ見にきた人にも、たまたまなんかの悪口吐いてみっともない姿を晒してる最新の自分ではなく、一番機嫌がいいときの自分を見てもらえます。例えば上に貼ったのは、女優ケリー・ワシントンのページ。
自動選定の機能もあって、例えば反響(エンゲージメント)が大きかったものは「ベスト・ツイート」として大きく表示されます。
文字サイズそのものがデカくなってるツイートもありますが、その線引きはまだよくわかってません。自己ベストのツイートよりセレブのワーストツイートの方がRTもFavもあったりするので、これはユーザーごとに基準は違うのかもね。例えば下に貼ったのは、ナッシュビルでご機嫌のWeezerのつぶやき(特大フォント)。
プロフィールで表示したいツイートの種類も選べます。選択肢は文字のツイート、写真・動画入りツイート、返信入りツイート。
あと写真・動画フィルターも新投入です。これからは好きな子の写真だけフィルターかけて最短で見るとか、いろいろ薄気味悪い使い方ができますね。
変更点てんこ盛りの割には、プロフィールは従来のすっきり路線をなんとか堅持できてる印象です。
好きなツイートをトップにピン留めできるなんて「ランク操作やん!」って気もしますけど、考えてみたらここって玄関マットなわけでして、そこに飲み過ぎた前の晩のゲロを吐いたままにしてたら大変ですもんね。これは嬉しい変更かと。
それにしてもこのところツイッターは、見た目も機能もますますFacebookに近づいてますね。3月には投稿できる写真が1ツイート1枚から4枚になって、写真1枚につき10人まで顔にタグがつけられるようになりましたが(タグは140文字のカウント外)、それに今回のデザイン変更とTwitter表示順管理が加わって、ますます境がわからなくなってきた。Facebook使いたい人はFacebook使えば済む話だし、あんまり似すぎても、Twitterの良さが損なわれてしまうので、自分らしさも見失わないでほしいなあ。
Twitterとしては現ユーザー維持より新ユーザー獲得の方が優先で、新ユーザーにはやはり馴染みのあるFacebook風デザインの方が取っ付き易いんでしょうね。ピン留め権限を持つことによって、ただ上下にひたすら流れていくストリームにも某かのコントロールを及ぼせる気持ちになれるし、「ベスト・ツイート」の文字がデカくなることによって、ただひたすらつぶやくだけの所業にも某かの意味が見出だせる、というわけですな(気分的に)。
新デザインは本日よりスタート。上のケリー・ワシントンみたいに早い人はもう導入になってます。新規ユーザーは全員新デザインで、残りのユーザーは今後数週間で順次導入となる予定。
Brian Barrett - Gizmodo US[原文]
(satomi)