せんせいきたよー。日直ー。
今日はマルゲリータ、明日はマリナーラ、週末にはゴージャスにペスカトーレ。ピザに恋い焦がれてしまって、もうピザのコになりたい方も多いと思われますが、愛する彼のこと、もっと知ってみたいと思いませんか?
まずは始祖ともいえる、紀元前500年版からどうぞ。当時はミリメシだったという説もあるようです。パンの生地を薄く広げることで、焼きやすくしたんでしょうね。具はチーズ&ナツメヤシの果実、オリーブオイル&ハーブ。薄焼き煎餅みたいな食感?
時代は飛んで1500年ごろのナポリ。ギリシャからやってきた移民たちのご飯だったんですって。具はトマト&チーズ、オリーブオイル&ニンニク&アンチョビ。焼き色を見るに、食感はまだ硬そう。
お! ウマそうになってきた! こちらは1700年代のナポリピッツァ。トッピングといっしょに焼き上げるというスタイルはこの頃に生まれたようです。
バジルの色も鮮やかなマルゲリータは1889年、イタリアの王女マルゲリータに献上されたメニューが発端なんですって。トマトソースも使われていますね。
ピッツァではなくピザの誕生は1905年。イタリア移民のロンバルディがニューヨークのマンハッタンにピザ専門店をオープンしました。焼き上げの均一化を図ったのでしょうか。具が細かく刻まれているのがポイントですね。そしてピザの歴史と移民の歴史が重なっているのも興味深い。
アル・カポネがまだ存命だった1943年。シカゴで、まるでパンのような厚みがあるスタッフドピザが生まれました。本場のディープディッシュピザ、一度食べてみたい。
そして1960年代。焼き上げたピザをアーチーチーアーチーにしておける段ボールのピザボックスが開発されたそうです。この頃からデリバリーピザもあったのでしょうか?
外周ふかふか、内周サクサクなピザは1995年生まれですって。長いピザヒストリーの中においては、まだまだ若い存在なんですね。授業の復習はこの動画でどうぞ。そして今日の晩ご飯はピザだ!
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(武者良太)