ニーンマリ。
LulzSecの元リーダー、Hector Xavier Monsegurまたの名をSabuに、逮捕から約3年後にしてついに判決が下りました。数々の企業や国家機関へのハッキングを主導したにもかかわらず、判決内容は、これまで一時的に拘留されていた期間7ヵ月+保護観察期間1年+罰金1,200ドル(約12万3,000円)というものでした。7ヵ月は過去の拘留期間でもう終わっているので、要するにSabuは釈放されたのです。
一応保護観察ってことは、今後1年間、警察が怪しいと思ったときはいつでも、Sabuと彼の車、そして自宅を捜索が可能。でもそれは彼がしたことへの罰としてはものすごく軽いです。だってSabuの罪状といったら、通常なら懲役21年~26年の刑が下るくらいだったんですから。
ここまで刑が軽くなったのは、ひとえに司法取引のおかげです。SabuはFBIに逮捕されてから、何人ものハッカー仲間の逮捕に協力し続け、未然に防いだハッキング被害は300件にも及ぶ、とされています。
判決文読み上げの最後に、判事はSabuが「彼のテクノロジースキルを善きことのために使うでしょう」と言い添えていました。つまり多分、彼はこれからも必要に応じてFBIに協力するということでしょう。判事は「あなたの教えに敬意を表します」と締めくくり、Sabuを大絶賛でした。
こちら釈放されたSabuですが、なんだかふくよかになってますね…。
Ashley Feinberg and Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(miho)