音で見る世界。
「PhonoPaper」はカメラでQRコードを読み取るように、紙の上に描かれた音の波形や落書きを読み取って、そのまま音に変換してくれるモバイルアプリです。
ロシアで活動するAlexander Zolotovさんが、画像として描かれた音の波長を読み取る技術を用いて音楽を演奏できる「ANSシンセサイザー」の仕組みをベースに開発しました。
また紙の上に描いたものを読み取る機能だけでなく、マイクから拾った人の声や音楽を波形に変換して画像として出力し、それをプリンタで印刷してアプリで読み取り、録音した音を再現することもできますよ。
読み取るのは必ずしも綺麗な波形になっていたりする必要もなく、カメラの画質のせいで音が歪んだりすることもあります。それを逆手にとって目の前の風景や、身の回りのものにカメラを向けて音の違いを試してみるとおもしろいかもしれません。
PhonoPaperはiOSとAndroidの両方に対応して、ダウンロードは無料。またZolotovさんのサイトには、様々な楽譜のサンプルや白紙のテンプレートがありますよ。気になった人は遊んでみてくださいね。
印刷してボイスメッセージとして残したり、実験的な音楽制作のツールにしたりいろんな使い道がありそう。
source: PhonoPaper via CreativeApplications.net
(徳永智大)