米軍の核サイロでは未だにフロッピーディスクを使っている

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米軍の核サイロでは未だにフロッピーディスクを使っている

米空軍の秘密核サイロにCBSが単独取材を許され、国民を代表して中を覗いてきました。

下の動画がそれ。報道特集番組「60ミニッツ」で放映されたものの一部です。

地下核バンカーはなんにもない荒野の真ん中にあります。実際には農場で、すぐ隣では牛や馬が草を食んでいます。建物自体は三角屋根で、核サイロって言われないと、パッと見た感じ普通の農家。ヘリで案内してくれた軍の人によると、近所の牧場主は別に嫌がることもなく誇りに思っていて、不審な動きがあると「トヨタのトラックがうろうろしてて怪しい」ってすぐ通報してくれるんだそうですよ。

鉄格子のエレベーターで地下に降り、狭い通路を前かがみになってLesley Stahl女史が胸を高鳴らせていざ潜入してみると、そこにあったのは…

・核ミサイル弾頭直結の制御ルーム。'60年代建造

・核スイッチを回す人はそんなに年長でもなくて、大卒とかの若造

・別の場所にもスイッチがあって、なんだかんだで核ミサイル発射には最低4人必要

・基地内のカンニングやドラッグの不祥事の後だが、若者は任務に献身的

・古いトイレ

・古い核ミサイル

・古い基本フレームワーク。要修理

・5.25インチよりまだ古い'70年代の8インチフロッピーディスク

さすがアメリカの国防は盤石ですね…。

source: 60 Minutes via Verge

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文

(satomi)