米ギズでグーグル即日配達サービスをさっそく使ってみました

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米ギズでグーグル即日配達サービスをさっそく使ってみました

クッキーが届いたよ。

サンフランシスコ限定のテスト運用から、ニューヨークとロサンゼルスにもエリア拡大させたグーグル即日配達サービスShopping Express。エリア内にオフィスをかまえる米ギズ編集部Ashley記者が、さっそくサービスを使っていました。


実際にShopping Expressを体験してみて、自信をもって言えることがある。これはスゴい

即日デリバリーサービスは、まさに私たちが欲していた夢のサービス。今までネットショッピングをしたことがある人ならば、ナビゲーション含め問題なく買い物ができます。あえて不満をあげるとしたら、それは品揃えの無秩序さってところでしょうか。食品も日用品も、思いつくものはほとんど網羅されています。

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私はブラウジングしてクッキー1袋の購入を決定です。マンハッタンのあっち側からこっち側までの距離を商品が移動してくるわけですが、その間に必要だったのはほんの3~4回のクリックのみ。しかも、このほんの数回のクリックで、無意識のうちにShopping Expressメンバーにも登録していたというオマケつき。すごいシステム。

会員登録したことに気づいたのは、ウェルカムメールがグーグルより届いたからです。また、同メール内には、会員登録は自動更新されるという但し書きもありました。なお更新手続き料はなし。ただしこのサービスは6ヶ月の無料トライアルなので、今後の会員費が気になるところです。グーグルとしては、Amazon Primeをライバル視しているだろうから、会費は80ドル前後になるのでは? もちろん、Amazonよりも安い価格で対抗してくる可能性も多いにありそうですけどね。

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無料トライアルで新規顧客をつかむのは別に変わった手法ではありません。それでも驚いてしまうのは、このサービスの的確さ。ネットで頼めば、すぐにやってくる。ほぼ絶対すぐやってくる。これは、今まで生きてきて1番のものぐさ体験なのはまちがいなし。

「うわ! これ欲しい」と思うこと以外、なーんにもしてないのに商品が届きました。1円も使うこともなく(トライアル最初の10ドル分はグーグルもち)欲しかった物が送られてきたわけです。午後2時23分、優しげな配達員が4階にあるオフィスまでクッキー1袋を届けてくれた。私は何もしていないのに、まるで自分がモンスターになったような気分! こんなことを思ってしまうくらい私は興奮したんですよね。

個人的なことを言うと、日光を浴びて人と触れ合うのはもちろん楽しいと思います。でも、そう思わない人は一定数必ず存在していて、彼らがニューヨークやロサンゼルスにいるのも当然なんですよね。

しかしやっぱりトイレットペーパーが数クリックですぐに家まで届くこのシステムは、今まで以上に楽ちんなもの。これは、もはや麻薬

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今からそう遠くない未来、ニューヨークでは、グーグルの配達員が荷物をまとめる音だけが鳴り響き、街に溢れるのはグーグル印のショッピングバッグ。一方家の中で人々はピンポンの音を待ち、配達員から商品を受け取り、またソファの定位置へと戻ってクッキーを食べる…そんな世界を想像してしました。


なんだかSFのように締めくくっていますが、それはShopping Expressがあまりに素晴らしかったからでしょう。サービスが素晴らしすぎる故に、人がダメになるんじゃないかと不安になっているのですね。怠け者製造機となるかもしれないサービスかもしれませんが、それでも世界はこの方向に進んでいくようです。

便利に終わりはないのでしょうか。

Ashley Feinberg - Gizmodo US[原文

(そうこ)