チケット業界にもイノヴェーション。
コンサートやライブの入場がスムーズになる新たな電子チケットが開発されました。なんと、スマホに直接スタンプを押すことで入場が記録されるという斬新なインターフェース。スタンプと言っても、インクがべっとりしたものではなく、アプリ上に専用スタンプを表示させるヴァーチャルスタンプです。
今まで使用されていたものだと、QRコードのチケットがありました。でもこの方法だと、画面のスクリーンショットを他者に転送できてしまう問題があったのです。さらにQRコード読み取り機器の準備も必要で、面倒なうえに不正を起こしやすい状態でした。でも今回発表された電子チケットならアプリが入ったスマホと専用スタンプしか必要ないですし、転送もできないため不正防止にもつながります。
その他にもまた、電子チケットを各々のスマホと紐付けるため、非公式でライヴチケットをオークションにかけて売買するグレーな行為も抑制できるんだそう。ホワイトですね。
さらに、スムーズな入場・不正防止だけでなく、思い出コンテンツ機能メモリアルコレクション(セットリストや後日レポート等)や、コンサート近隣の飲食店のクーポンの配布なども視野に入っているんだとか。ライヴが終わった後に余韻に浸りながらお酒を飲む、考えただけでも最高ですね。
この新システムが最初に使用されるのは、6月3日(火)、4日(水)に大阪城ホールで行なわれるコブクロのコンサートとなります。動員数の50%にあたる約8,000人が、この新電子チケットで入場予定。
いずれは紙のチケット自体が少なくなっていくのかもしれませんね。あれ、失くしそうで怖いんだもん。
(そうこ)