日本にも4649とか39とかありますもんね、友だち友だち。
中国のウェブサイトをよく使う人ならもう薄々感づいてそうですけど、中国ってURLに英字あんまり使わなくて断然数字が多いんですよね。
例えば…
4399.com、これはゲームのサイト。92.com、これは中古車売買のサイト。12306.cn、これは電車の切符販売サイト。なぜに数字? New Republicが、この謎に迫る記事を書いてます。なかなか楽しい読み物なんですが、要するに中国の人は数字の語呂合わせの方が覚えやすいってことですね。
英語のネイティヴから見たら、長ったらしい数字の羅列を覚えるより単語ひとつ覚える方が簡単じゃん、と感じるかもしれないが、それはその単語を知っていればの話であって、中国人から見たらローマ字の長ったらしい羅列覚えるより数字覚える方がはるかに簡単なのだ。
もちろん、同じ中国でも子どもは学校で中国語のローマ字表記「拼音(ピンイン:PinYin)」を習っている(例えば、インターネットは中国語で「网络」、ピンイン入力だとwangluoとスペルする)。まあ確かにアラビア数字(1-2-3)もローマ字(A-B-C)も同じ輸入物と言ってしまえばそれまでだ。
そういうアレはあるにしても、中国では文字より数字の方が親しみやすく感じる人が断然多い。特に大学に行かなかった人はそう。「Hotmail.com」なんて書かれてもキリル語と区別つかない人も多いのだ。
数字の羅列と言ってもランダムじゃなくて、ちゃんと意味があるんです。サイトのサーヴィスに関係した数字だったり、語呂合わせだったり。
例えば…ネット企業のNetEase(網易、ネットイーズ)のサイトは163.com。これは中国でダイヤルアップ接続だった頃、「163」って入れてネットに繋いでいた名残りです。アリババは1688.com、中国語で読むと「yow-leeyoh-ba-ba」で「アリババ」に聞こえなくも…ない…うん。
おまけ:以下はQuoraに出ている中国の数字の語呂合わせ一覧表です。
0 - 你 / 您 - あなた
1 - 要 - したい、する
2 - 爱 - 愛してる
4 - 死 - 死んでる
5 - 我 - 私
6 - 溜 - 成功、運、路
7 - 妻 - 妻
8 - 发 - 儲ける
9 - 久 - 長いこと
520 / 521 - 愛してる
514 - 死にたい
518 - 金持ちになってやる
968 - 末永く強運で金持ち
888と666 - 電話番号とナンバープレートですごい高値で売れる縁起のいい番号
いやあ、666が大吉とは…ところ変わればなんとやらですなあ。
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source: New Republic
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(satomi)