表参道ってこんなにきれいだったっけ。
明日13日にオープンするアップルストア表参道に入った瞬間そう思いました。シニアマーケットディレクターDenny Tuza氏は同店舗を「ストアの周りには一流の建築家の作品が並んでいます。それらに触発され本当に素晴らしいものにしようと思いました」と語っていました。プロダクトと同じくらい丹精を込めて建てられた新しいストアは、ため息をつくような美しさを持ちながらも、解放感あふれる空間になっています。
それを実現させているのが、高さ9.5m、面積500平方メートルをほこる1枚のガラスパネル。日本のストアでは最大の大きさです。この大きなガラスによって、陽の光や木漏れ日、ケヤキの緑が一体となった空間を実現しているんです。店舗の中にいながらにして、まるで表参道を歩いているかのような感覚に。
もちろん、デザインだけではありません。店内にはネットに常時接続されたアップル製品が230個も設置されています。これだけの数があれば、触って、体験して、吟味することが出来そうですね。さらにプロダクトの知識を増やしたいというニーズに応えるため毎日ワークショップも開催されるそう。
下へと続く階段
ストアの中心には、地下フロアへと続く螺旋階段があります。ガラスとスチールで構成されており、世界中のアップルストアの中でも初のデザインを採用しているんだとか。
ガラスってこんなに美しい弧を描けるものなんだと驚いてしまいました。これってアップル新社屋でも採用される曲面ガラスのテクノロジーが投入されているんでしょうか。
あまりにクリアな階段だったので「スカートの中が見えてしまうのでは…」と一瞬不安になったのですが、大丈夫そうです。デートでアップルストアに行く際にスカートはいて行っても安心ですね。
下のフロアには
アクセサリー類、ジーニアスバー、トレーニングスペースなどが並びます。ジーニアスバーは従来のカウンター形式ではなく、360度解放されたスタイルになっているためよりパーソナルなやりとりが可能になっているそうです。
アクササリー類も豊富にそろってます。表参道店限定でmophieのモバイルバッテリー、iPhoneケース、Beats by Dr. Dreスピーカーもとりあつかっています。「アップルストア限定」プロダクトはこれまで複数ありましたが店舗限定というのはかなり稀有な例。今だとブラジルワールドカップ開催に合わせて、サムライ・ブルーのヘッドフォンなども販売中です。
興奮に身を任せてモバイルバッテリーを買ってしまいました。ちなみにストアのメンバーは125名。チーム全体で11か国の言語に対応しているそうです。
また、こちらのフロアでは日本で初となるPro Labsも行われます。これはアパチャーやファイナルカットなどプロ向けアプリケーションの無料講座。アップル専門のトレーナーからレクチャーを受けられます。贅沢ですね。
先着5,000名に…
最後にTシャツをいただきました。こちらは5,000枚作ってあるそうで、明日からお店に行くともらえるそうです。箱を開けてみると…
表参道店限定のデザイン! グリーンが基調のリンゴが新鮮ですね。
アップルストア表参道は日本で8番目の直営店。実は、国内にあるストアは住所から見るに、銀座はサヱグサビル本館、渋谷は公園通りビル、福岡天神は天神ルーチェというように、ビルに入っているものでした。しかし、表参道はどうやらゼロから建てられた模様。だからこのようなデザインが実現できたのかもしれませんね。
建物として、ストアとして、サーヴィスとして、その限界としての[枠」を取り除くような新しい空間でした。一番華やかなアップルストア、期待は高まるばかりです。
追記:オープニング当日は
13日のオープニングに参加してきました。iPhoneやiPad発売イベントは何度も目にしてきましたが、ストアのオープニングイベントは意外と初めてでしたので、普段とは違った興奮で開店時間の10時を待ちます。
表参道には開店を狙う長蛇の列! 最後尾は青山通りまで伸びていました。久しぶりです、改めてアップル愛をひしひしと感じます。
そしていままで見た中でも一番の盛り上がりだったかもしれないスタッフさんも気合いが入っていました。恒例のカウントダウンがゼロになると同時に、お客さんが建物の中に吸い込まれていきました。
記念すべきオープニングの瞬間。お馴染みのスタッフとハイタッチを交わすシーンを、歩きながら撮影する歩行者。これも表参道らしい光景だなあ。
デザイン、自然光の利用、広々とした空間など、他に無いこだわりぬいたアップルストアを表参道店で体験することができますよ。
Address:東京都渋谷区神宮前4-2-13
Tel:03-6757-4400
10:00 a.m. 〜 9:00 p.m.
source: アップル
(嘉島唯)