宇宙の謎がまたひとつ解けるのかも...。
イギリスにあるヴァルカンレーザー研究所の科学者たちは、スーパーノヴァを作る事に成功しました!
スーパーノヴァは超新星爆発ともよばれ、恒星が寿命を迎えたときに見られる現象です。夜空が輝く程のエネルギーを出して、星は死んでいき、あるものはブラックホールになってしまいます。私自身は見た事はないですが、とてもエキサイティングなイベントらしいのです。
そんなスーパーノヴァ、もう宇宙を見上げなくても見られてしまうんです! 科学者たちは3つの高パワー光線を髪の毛程の太さもない、炭素棒に当て、地球上でスーパーノヴァを起こすことに成功しました。とても小さいらしいですが、それでも素晴らしいですね。
この実験は元来、10光年もの大きさを持つカシオペアAの形を知るために行ったものだそうです。しかし、カシオペアA自体も、11,000光年も地球から離れたカシオペア座の残骸なんですよ。気が遠くなりそうです。
この研究はNature Physics誌にも載りました。論文の主著者である、オックスフォード大学物理学科教授のジャンルカ・グレゴリさんによると、
この実験が可能なのは、自然現象は「計る」ことが出来るからなんです。例えば、バケツの中での波と海での波は比べられるでしょう。なので、我々の実験をカシオペアAのスーパーノヴァのような現象の観測と比べることによって、さらにいろいろな事がわかるんですよ。
宇宙はまだまだわからない事がたくさんですな...。
Jesus Diaz - Gizmodo SPLOID[原文]
(Tomo)