グーグル、美術界にも参戦!
ストリートアートという物は消されてしまえばそれでおしまいですよね。でもこれからは違います。グーグルがストリートヴューを用いて、6月10日に新たなプロジェクトをスタートさせたのです。
その名もGoogle Street Art Project!
リンク先に飛んでいただければすぐにご覧いただけますが、これはホントにすごいですよ!! なんと世界中から1,698組のアーティストの5,000もの作品を自宅にいながら見る事が出来るんです。キャンヴァスもテーマも十人十色。政府に認められた壁にアニメキャラクターを描く者もいれば、破棄されたビルの壁に権力機関への抵抗を暗喩した絵を描く者もいます。
実はこのプロジェクトを通してのグーグルの目的は、単に世界のストリートに散らばる絵をオンライン上に載せる事ではないのです。ストリートアートは元々、いわゆるメインストリームの美術館では展示されないような作品を街中のビルに描く事によって表現するという物でした。しかしこれらの作品が近年美術展やギャラリー等で取り上げられる事が多くなるにつれて、ストリートアート本来の意味を見失っているのではないか、という意見が次第に増えてしまったのです。これに対してグーグルの歴史アーカイヴ部門は、自社のテクノロジーを利用した、素晴らしい解決策を開発しました。
そう、GoogleStreet Art Projectの真の目的というのは、ストリートアートを本来見られるべき場所で展示するというものなのです!
以下、素晴らしい作品をお楽しみください!
Greg Mike、 ジョージア州アトランタ、2011. Living Walls: The City Speaks.
Untitled by Etam Cru、ポーランド、ロッツ、 2013. Image: Urban Forms Gallery.
I believe in goats by INTI、ポーランド、ロッツ、2013. Image: Urban Forms Gallery.
Vhils mural、メキシコ、チワワ、 2012. All City Canvas.
Transision by Proembrion、 ポーランド、ロッツ、 2013. Image: Urban Forms Gallery.
Untitled by Roa、 ポーランド、ロッツ、 2013. Image: Urban Forms Gallery.
INTI's Mural by INTI、 ジョージア州アトランタ、2013. Image: Living Walls: The City Speaks.
O Lagarto da Penha by Leonor Brilha、ポルトガル、リスボン、2013.
Neuzz mural、 ジョージア州アトランタ、2012. Image: Living Walls: The City Speaks.
Untitled by Dame、ブエノスアイレス、2012.
Untitled murals by Charquipunk y La Robot de Madera、ブエノスアイレス、2012.
Lek & Sowat, Mode 2, Futura 2000、 2012. Photos by Nicolas Gzeley (地下で描いたようですが、もう存在しないらしいです...残念!)
ESCIF mural、メキシコ、チワワ、2012. All City Canvas.
Untitled by GAIA y NANOOK、ブエノスアイレス、2011. Estilo Libre.
Constitucion by Corona & Nanook、ブエノスアイレス、2013. Image: graffitimundo.
Sloth in Villa Crespo by Roa、ブエノスアイレス、2012.
Blu mural, Monserrat、ブエノスアイレス、2011. Image: Buenos Aires Street Art.
いかかでしたか?
お気に入りの作品がありましたら、現地に行くのもありかも!?
Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文]
(Tomo)