ケーブルTVとの逆転は近いのか。
新たな調査で、全米家庭の約47%では何らかのネットTVサーヴィスを使っていることがわかりました。使われているのはNetflixかHulu PlusかAmazon Prime(訳注:米国のAmazon Primeを契約すると豊富なTVや映画コンテンツを無料で視聴できます)のどれか、またはいくつかです。そして米国の約半数の家庭がネット接続されたTVを少なくとも1台所有しているそうです。
この調査はLeichtman Research Groupによるもので、これ以外にもネットTVサーヴィスの台頭を示すデータが掲載されています。米国ではTVを見るためにケーブルTVに加入するのが一般的ですが、たとえばNetflixに契約しつつケーブルTVにもお金を払う人の数は継続的に減少しています。2010年には88%だったその割合は、2012年には85%、2014年には80%となっているのです。
他にもこんな結果が記されていました。
- ケーブルなど従来型の有料TVサーヴィスを利用していない家庭のうち、48%はNetflixを利用している。この割合は2010年には16%、2012年には29%だった。
- Netflix契約者の15%は、自分の契約は世帯外の人も利用していることを認めている。
- 成人の31%は非TVデヴァイス(コンピュータ、携帯電話、iPad、その他のタブレット、電子書籍リーダーなど)で動画を毎日視聴している。毎日でなく毎週程度であれば58%。この数字は2012年前には「毎日」が18%、「毎週」が46%だった。
- ネット接続されたTVでの視聴を含め、34%の世帯がインターネット動画を毎日見ている。毎週見ている世帯は61%となる。
米国ではネットTVがもうマイノリティでなく、着実に浸透しつつあるんですね。
source:Leichtman Research Group via GigaOM
Pranav Dixit - Gizmodo US[原文]
(miho)