レコード「俺がやらねば誰がやるって気持ちかな」
音楽などの推定販売枚数やランキングを調査するニールセン・サウンドスキャン社が、今年の中間レポートを発表しました。アルバム売上げは相変わらず下降の一途、昨年よりも14.9%ダウンという結果に。一方で、レコードの売上げはここ数年増加し続けていることもわかりました。その伸びは40%増と大きく、ついに400万枚へ届いたといいます。音楽が物理的に実態のないものへと変わっていっても、やはりレコードというメディアの魅力にはまった人々の存在は消えません。
ストリーミング音楽サーヴィスも予想通り伸びており、その伸び率は42%アップ。正反対に位置するストリーミングとレコードの伸び率がほぼ同じというのが、なんとも興味深いですね。また、市場の伸びに対応するため、米国最大のレコード生産工場は、より大きな倉庫を探しているそうで業界の盛上りは上々。
レコードの魅力は、モノとしての繊細さと美しさ、手間、針がひっかく音、触れたの高揚感…あげればキリがありません。つまり、「体験する音楽」の力は強い、と。レコードとは音楽業界の砦なのです。
Mario Aguilar - Gizmodo US[原文]
(そうこ)