寝そうになっていることに気づかないことすらあるよね。
運転中、猛烈に眠たいときがあります。居眠り運転による事故は絶対に起こしたくないから、なんとかウトウトし始める前に対処したいもの。ノッティンガム・トレント大学とイギリスの企業Plessey Semiconductorsが共同で開発した、居眠り運転防止機能付きのカーシートなら、それが実現できるかもしれませんよ。
背もたれに付いているセンサが心拍数を読み取って、ウトウトし始めるとアラームで教えてくれるこのカーシート。眠気って心拍数だけで結構正確に分かるものなのかな…。
もしアラームに気付かれなかった場合は、システムが自動でスピードコントロールしたり、車の通りが少ない小道に案内したりなどの対応がされるとのこと。最近は衝突する前に自動でブレーキがかかるシステムもありますし、そういったものとの組み合わせでより効果的に機能を発揮できるようです。
また、デヴァイスはシートの中に埋め込むのではなく目立たない布製センサを採用しているので、普段もたれたときに背中が気持ち悪い、なんてことはなさそう。座り心地が悪くて運転に集中できなかったら意味がないから、こうして自然にバックアップしてくれるのはいいですね。
このカーシートは現在クラウドファンディング中で、151,046ドル(約1,533万円)の資金が集まっています。
セルフドライヴィングカーの前段階として市場に登場する日がくるのでしょうか。でも、本当に眠たくなってしまったときは無理せず車を停めて仮眠を取るというのが一番だよね。
source: gizmag
(今野愛菜)