21世紀のローラースケート。
セグウェイみたいな乗り物には、すごく未来を感じます。ここ数年でもセグウェイのコンパクトなものやブースター搭載スケートボードなど、さまざまな種類の未来感溢れる乗り物が登場しています。
そんな中、アメリカのスタートアップACTONは2011年に「spnKiX」という名の電動スケートを発表しました。手元のリモコンで操作でき、なにより靴の上から装着できることが話題となってKickstarterでクラウドファンディングに成功、無事製品化に至りました。見た目もレトロフューチャーなローラースケートっぽくてかっこいいんです。
そのACTONが新たに開発する「R RocketSkates」は、前作の「spnKiX」をさらに進化させたスマート電動スケート。見た目も靴の上から簡単に装着することができるのもほぼ同じなのですが、動かすのに手元のリモコンが要らなくなりました。これでセグウェイのように前に体重をかけるだけで前進し、かかとに体重をかけるだけで止まることができ、より直感的な操縦ができるんです。
もうひとつの特徴として止まりたい時に止まることができるので、そのままでは進めない段差や階段があっても、足に装着したまま歩いたり上ったりすることもできるんです。
RocketSkatesは「R6」と「R8」、「R10」の3種類があり、どれでも重さが3kg。それぞれできることは同じなのですが、バッテリの違いにより走れる距離と駆動時間が変わります。「R6」では最長45分で約10km走行でき、「R10」では最長90分で約16km走行できるとしています。
また専用のアプリを使うことで走った場所や距離を確認したり、他の人と競い合ったりもできるみたい。開発者向けのSDKも配布されるので、いろいろなゲームやアプリなどに応用することもできそうですね。
現在Kickstarterにてクラウドファンディングを行っており、一番下のモデル「R6」は249ドル(約2万5,000円)で「R8」は499ドル(約5万円)、「R10」は599ドル(約6万円)で手に入れることができます。でも残念ながら日本への送料は100ドル(約1万円)もかかるので気をつけてくださいね。それでも前作の「spnKiX」の価格が649ドル(約6万6,000円)だったので、安くはなっているみたい。
日本の公道では残念ながらまだ走れないけど、いつかこれでスイスイっと遊びに行きたいですね。
(徳永智大)