現実とはなんなのか。
Photoshopは、イメージ制作の上で欠かすことのできない存在です。でも、同じレヴェルのことをアナログでやってのける人たちがいるんですよね、この世の中には。
グラフィックデザイナーのMarcello Barenghiさんもその一人。彼はほぼアナログツールだけで表現したハイパーリアリスティックなイラストを、メイキングムービーと合わせて公開しています。リアルなイラストって、こんなふうにして出来上がっていくんですね…。
ハイパーリアリスティックな作品はネット上でもよく見かけますが、みんなこんなふうに何の迷いもなく描いているんだろうか…。私たちの落書き感覚のように、サクサクと制作が進んでいきます。特にだんだんと際立っていくのが質感と立体感。現実の瓶そのものです。もう手を伸ばしたら掴めるんじゃないかと錯覚してしまいそう。個人的に感じたのは、白の使い方の重要さ。この白色をどう使うかで、光のあたり具合や質感を上手く表現しているのかも、と推理しているのですが…どうでしょう。
Marcello Barenghiさんはこのほかにも、目玉焼きやスナック菓子の袋などを描いた時のメイキングムービーも公開しています。どんどん出来上がっていく面白さに、ついつい別の作品まで続けて見てしまいますね、これは。
表面の透明感といい、でこぼこ感といい、本当にすごいの一言。私なんて、白いところを白で塗るという概念すらありませんでしたよ。
source: YouTube
(今野愛菜)