物議を醸しだしそうです。
ソーシャルメディアとは、常に新しい実験を行なう舞台です。中にはユーザの行動履歴を元に直接テストを行っていくものもありますが、機能やデザインを少しずつ変えていき、反応を見ながら一歩ずつ進んでいく戦略もあるでしょう。
ツイッターの場合、サーヴィスの変更は一部のユーザから適用させ、少しずつ広めて行きます。今月始め、ツイッターはお気に入りをリツイートのように扱う機能を実装しました。どうやらその変更が多くの人に影響しだしているそうですよ。The Next Webによると、ユーザからの不満がツイッター上に寄せられています。
Twitter filling my feed with stuff I didn't ask for - stuff other people follow and fav. pic.twitter.com/IVOViGF1QW
— Peter Kafka (@pkafka) 2014, 8月 17
ご覧のように、「他のユーザのお気に入り」や「他人がフォローしている人のツイート」がタイムラインに表示されています。
この試みはリツイートとお気に入りの繊細なバランスを崩しかねません。リツイートは他のユーザと話題を共有したり、ムーヴメントの支援、あるいは面白い流行を一緒に楽しむためのものです。一方お気に入りは、より私的に気に入ったツイートを保管するために存在し、加えてツイートした人に対する、「ちゃんと読んだよ」を伝える、細やかなメッセージでもあります。
なので、お気に入りまでフォロワーのタイムラインに流してしまっては、上記2つの違いが曖昧になってしまいます。もしツイッターがこの機能を本当に採用したら(ツイッターによれば毎日あらゆる実験をしているそうなので、恐らく大丈夫でしょうが)、この2つが意味を失ってしまいます。「やってみなければ分からない」という言葉は新しい挑戦には必要不可欠ですが、この場合は大人しく引き下がるのが賢明かと思います。
Image: Popartic / shutterstock
source: The Next Web
Darren Orf - Gizmodo US[原文]
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