人間のデザイナーは不要になるのでしょうか?
スペインの企業Iberdrolaがメキシコに建設するウィンドファームは、ただの発電所ではありません。というのも、スーパーコンピュータによってデザインされた世界初の発電所だからです。
このウィンドファームは、メキシコで有数の強風が吹くプエブラ州の標高2.5kmの場所に建設されます。デザインを担ったのはトップ画像のスーパーコンピュータで、SEDAR(スペイン語で「高解像度風力シミュレータ」を意味する略語)を使って空気の流れを計算し、ウィンドミルの設置に最適な場所を割り出しました。以下、計画の詳細です。
ファームにはGamesa製の2メガワットタービンを33基設置します。1億2千万ドル(約124億円)のこのプロジェクトは、Iberdrolaにとってメキシコでの4つ目のウィンドファームであり、地元のパートナー、Impulsora Latinoamericana de Energías Renovablesと共同で開発します。完成後は2万5,000件の住宅に電力を提供できるでしょう。
Iberdrolaは今後のウィンドファーム計画にもプログラムを使用していく予定です。効率を重視したデザインには確かにコンピュータが最適と言えます。僕たちもいずれコンピュータにデザインされた家に住む日も来るのでしょうかね。生活全てを効率で考えるのも味気ない気がしますが…。
source: Globalconreview
Leslie Horn - Gizmodo US[原文]
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