ウェアラブルが「端子」を捨てる日、それは近い。

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ウェアラブルが「端子」を捨てる日、それは近い。

より身近に、より奇抜に。

住友電工が業界初となる超小型、薄型のワイヤレス給電モジュールの開発を発表。8月からサンプル出荷を開始するようです。

従来のワイヤレス給電モジュールには巻線コイルが使われているため、柔軟性に欠け、小型化にも制限がありました。しかし、今回開発された新モジュールでは巻線コイルをフレキシブルプリント基板に置き換え、超小型で柔軟性に飛んだモジュールを実現したとのこと。

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フレキシブルプリント基板の特長である屈曲性、柔軟性を活かし、どんな形状へも配置設計が可能。巻線コイルの給電モジュールでは不可能だった、U字部や屈曲部への搭載もOKだとか。これはすごい進歩ですね!

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具体的な数値としては、巻線コイルのものと比べると84%小型化(10mm×30mm)、厚さが75%薄型化(0.25mm)を実現。小さく、薄くなるということにより、ウェアラブル端末では、これまで実現不可能だった自由度の高いデザインも可能になります。また、充電用に必須だったUSB端子などを廃せるため、防水やコードレス化など機能性向上を追求できるようになります。

きっとそう遠くない未来、ウェアラブルはもっと奇抜で、もっと機能的なものが続々と登場してくることでしょう。

image by elwynn / shutterstock

source: 住友電工

(小暮ひさのり)