サムスンGear S即行ハンズオン、湾曲スクリーンは美しいんだけど…

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サムスンGear S即行ハンズオン、湾曲スクリーンは美しいんだけど…

発表されたてほやほや!

先ほどIFAでステージにでてきたスマートウォッチGear S。Tizen搭載のスクリーンが湾曲した端末。米Gizがさっそく実物に触ってきたので、まずはその第一印象を聞いてみましょう。

* * *

まず初めに目に入るのは、もちろん2インチのスーパーAMOLED湾曲タッチスクリーン。その未来的な見た目がいい。噂でよくある、iWatchのバングルコンセプトのようでもある。湾曲スクリーンはかっこいい、けれどタイプしにくいのも事実。この小さなスクリーンでタイピングしてメール送るわけだから、使い勝手は微妙なところだろう。オートコレクトがよっぽど完璧じゃなくちゃ、このスクリーンでのタイピングは困難。あまりにも困難なので、つい「そもそもなんで時計でメールしなくちゃいけないんだ」と思えてくるほど。

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タイピングはさておき、見た目は美しいスクリーンに比べて、ボディはいまひとつ。手にもうひとつ馴染まない気がする。理由はその厚さ。分厚さから時計というよりは、いかにも通信端末という趣。まぁ、SIMカード、電話番号、マイク、Tizenアプリストアへのアクセスがあるわけだから、もう時計というレベルじゃないのはわかっているんだけど…。

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もうぶっちゃけ、これは電話。実にユニークで印象的な形をした電話。しかし、例え電話番号が割りふられていて、電話をかけられるとしても、サムスンはGear Sを電話の代わりという位置づけにはしない。Gear Sは、Bluetoothのスマートウォッチがもっとパワフルになったもの。GPSとメールとメッセージとその他もろもろがついて、本物の電話から3G経由で通知も送られてくるウォッチ、あくまでスマートウォッチなのだ。

Gear 2と同じく、Gear 2のリストバンドも交換可能。バンドに関しては、サムスン曰く、発売時に複数オプション有りとのこと。

140903samsunggears03.jpg

Gear Sの充電器は大きめ。しかし、そのサイズには理由がある。充電器の中にバッテリーをいれて充電する仕組みだからだ。つまり、Gear Sを充電器に繋ぐ必要がないということ。バッテリー2個持っていればすごくスムーズに動ける。Gear Sのバッテリーは300 mAhで3Gネットワーク使用なので、予備バッテリーは必要になるはず。そもそもサムスンのGearシリーズは、バッテリーの保ちがいまいち。

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Gear Sの価格は、料金プランなどはまだ未定。それによってまた印象が変わりそうだ。

* * *

うーん。全体的に褒めている箇所はとくになし、ということですね。なんだか、いろんなもののちょうど真ん中にあってどっちつかずな端末という印象をうけました。まぁ、まだまだこれからなのですが。

Eric Limer - Gizmodo US[原文

(そうこ)