iPhoneでクレカなどの暗証番号が簡単に盗めると話題に

    iPhoneでクレカなどの暗証番号が簡単に盗めると話題に

    成功率80%?

    iPhoneを使ってクレジットカードやATMの暗証番号を簡単に盗む方法が公開され話題になっています。FLIR ONEというiPhoneのカメラにサーモグラフィ機能を付加するガジェットを使ったこの方法。前に並んだ人がカードの暗証番号を入力した直後に、FLIR ONEを装着したiPhoneでその入力装置を撮影するだけで、おおよその番号がわかってしまうそうなんです。

    動画投稿者のMark Roberさんが実際にデモンストレーションを行い、暗証番号を盗むことに成功していますよ。

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    こちらがそのFLIR ONE。今年の春頃からメーカーであるFLIRのWebページと、現在はアメリカ・カナダのアップルストアでも販売されているとのこと。ちなみに価格は350ドル(約3万7,000円)、日本での販売や発送は行われていません

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    動画中のFLIR ONEを紹介シーンより。上はソファに座った直後で下は15分後の様子です。これだけ時間が経過しても誰かが右側に座っていたを十分に感じ取ることができます。かなりの精度を持っているようですね。

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    そして上は実際のカード読み取り機で1・2・3・4・5と入力したあとに、サーモグラフィカメラでテンキー部分を撮影したもの。数字が分かるのはもちろん、キーの上に残った色の濃淡からどの順番で押したかまで予想がついてしまうのです。これは怖い。ボタンを押すのに一瞬触れただけなのに、ここまで熱が残っていることにも驚きです。

    過去にカリフォルニア大学で行われた実験によると、この方法による暗証番号の盗難成功率はなんと80%。さらに入力から1分経ったあとでも成功率は50%だったんだとか。

    その当時の実験では大型のサーモグラフィ機材が使用されたそうですが、今ではiPhoneでも同じことが可能になってしまったということなのですね。

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    しかし動画中でMark Roberさんが触れていたように、この方法で盗まれないための対策もちゃんと存在します。たとえば、上のように関係ないボタンを指先で覆いながら暗証番号を入力する方法などが有効のようです。これによってどの番号を押したのか特定されにくくすることができるわけですね。

    また、このガジェットではメタルできたボタンや反射を利用した入力装置などの表面温度は計測することができないそう。恐ろしい方法ではありますが不用意に怯える心配はないのかもしれません。

    先述のとおり、現在FLIR ONEは日本で販売されていません。ですが、いずれ流通する可能性がありますし、知った以上はいまから防犯対策を心がけておきたいものです。上のような対策のほか、入力装置を不用意に人目にさらさないという対策も有効なのではないでしょうか。

    私たちをより便利に、ワクワクさせてくれるテクノロジーが、犯罪技術の向上にも繋がっていることを強く感じさせる動画でした。

    source: iClarified

    (今野愛菜)

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