さらばクリックホイール、君のことは忘れないよ!
みなさんもご存知の通り、タッチスクリーンが主流になったのおかげで、クリックホイールはアップル製品から消えてしまいました。そこでちょっと歴代製品と共に、クリックホイールの歴史を振り返ってみる事にしましょう。たまには昔を思い出すなんてのもいいですよね!
iPod 第1世代発売: 2001年10月23日
全ての始まりはココから。始めのiPodは、「メカニカルホイール」を搭載し、指で物理的にクルクルと動かす事ができました(今考えるとありないですが)。4つのボタンはそれぞれ再生・ポーズ、早送り、巻き戻し、そしてメニューボタンで、それらがホイールを囲っており、容量は5ギガバイト、そして後に10ギガバイトのモデルが発売されました。そしてこの製品こそが、アップルを救ったのかもしれません。
iPod 第2世代発売: 2002年7月17日
この世代で使われたのはタッチホイールには、静電容量テクノロジーのおかげでタッチ・センサが導入されました。firewireポートにはカヴァーが付き、ホールドボタンは再デザインされました。10または20ギガバイトモデルが発売されました。
iPod 第3世代発売: 2003年4月28日
米Gizmodoスタッフの中では1番人気のこのiPod、なんと初の全タッチ式iPodでした。 ホイールの周りの「再生」などの4つの機械式ボタンは、ホイールと画面の間に横一列に並べられ、光るようになり、ドックコネクタも採用されました。発売されたのは、10、15、20、30、そして40ギガバイトのモデル。
iPod mini 第1世代発売: 2004年1月6日
今までのiPodがより小さく、そしてカラーヴァリエーションも豊かに。そしてここに来てついに登場したのがクリックホイールです。 ボタンとホイールはセットになり、ホイールの上下左右部分をクリックすることで、捜査が可能になりました。大変人気のこの製品でしたが、4ギガバイトモデルのみの発売でした。
iPod 第4世代発売: 2004年7月19日
iPod miniに使われたクリックホイールがiPodに登場です。iPodカラーやiPod photoなどの製品も売り出され、20から60ギガバイトまで様々なモデルが出そろいました。
iPod mini 第2世代発売: 2005年2月22日
第2世代にして、最後のモデルとなったiPod mini。第1世代よりもより鮮やかで豊富なカラーヴァリエーションが特徴でした。バッテリーも長持ちするようになり、4もしくは6ギガバイトのモデルが発売されましたが、残念な事に、今後miniはnanoに取って代わられるようになりました。
iPod nano 第1世代発売: 2005年9月7日
従来のハードドライブではなく、フラッシュメモリーを導入する事により、nanoはminiより小さく、そしてより頑丈になりました。バッテリーもさらに長持ちするようになり、クリックホイールやドックコネクタも残された本製品は、1、2、4ギガバイトのモデルが発売となりました。
iPod 第5世代発売: 2005年10月12日
スリムなフォルムに黒か白の色が選べた第5世代。最高モデルの容量は80ギガバイトにまで達しました。
iPod nano 第2世代発売: 2006年9月12日
酸化皮膜処理を施したアルミ合金製の筐体に6つのカラーヴァリエーションで発売された本世代には、最大8ギガバイトの容量を持つモデルも。
iPod nano 第3世代発売: 2007年9月
縦は短く横には長くなり、全体的に小さくなった第3世代では、クリックホイールも小型化されました。2インチのQVGAスクリーンのおかげで、動画視聴もラクラクに。色も数種増えました。
iPod nano 第4世代発売: 2008年9月9日
本体のデザインは元の縦長に戻ったものの、16:9サイズの動画に合わせ、スクリーンは巨大化しました。アルミ合金の筐体に加え、加速度センサを用いたシェイク・シャッフル機能も導入。9つのカラーヴァリエーションに、16ギガバイトまでのモデルが発売されました。
iPod nano 第5世代発売: 2009年9月9日
nanoでは最後のクリックホイール搭載モデルとなった第5世代nano。大型スクリーン、FMラジオチューナー、スピーカー、歩数計なんかも付いていました。第4世代とほぼ変わらないカラー・容量モデルが発売されました。iPod 第6世代 classic発売: 2007年9月5日
この製品を境にオリジナルiPodはiPod classicと呼ばれるようになりました。酸化皮膜処理を施したアルミ合金製の筐体、改良されたインターフェイス、動画視聴のための高解像度、さらに容量は最高で160ギガバイト(しかもハードドライブで)等々、いろいろと高いスペックも持ち合わせていた本世代。しかし、今回残念ながらラインナップから消えてしまったので、 最後のクリックホイール搭載モデルとなってしまいました。
クリックホイールさん、今までおつかれさま。今後はApple Watchのデジタルクラウンが、アナタの代わりになってくれるはずです!
image by Jim Cooke
Brent Rose - Gizmodo US[原文]
(Tomo)