iPhone 6/6 Plusでは、カメラの画質、性能ともにかなりよくなっていると思います。画素数はiPhone 5sと変わらない800万画素ですが、CMOSが新しくなり、画質がかなり向上していると感じます。
では、iPhone 6とiPhone 6 Plusでは画質が違うのでしょうか? そんな疑問を持ちましたので、比較してみようと思います。
遠景で画質比較
まずは下の2枚をご覧ください。
さて、どっちがどっちなんでしょう? 正解は上がiPhone 6、下が6 Plusです。
正直、どちらもほぼ同じ色味、解像感です。画質に関しては両機種とも同じと考えてよさそうです。ちなみに、Exif情報を見ると焦点距離は35mm換算で29mm、f2.2、ISO32となっています。
ぐいっと被写体に寄って撮影
お次はマクロ撮影。上がiPhone 6、下が6 Plus。手持ちなので距離が正確ではありませんが、かなり寄れます。寄り過ぎっていうくらい寄れます。
真っ暗なところで撮影
高感度と手ぶれ補正のテストを兼ねて、真っ暗な植え込みに咲いていた花を撮影。上がiPhone 6、下が6 Plusです。
iPhone 6は手ぶれしていませんが、シャッタースピードが1/15秒、ISO2000まで上がっています。一方、6 Plusは光学式手ぶれ補正が効いているようで、シャッタースピードは1/4秒、ISO500となっており、若干高感度ノイズが少なくなっています。
このテストで、iPhone 6 Plusの光学式手ぶれ補正が有利に働いているのがわかりました。
動画では違いは出る?
光学手ぶれ補正は静止画のみに対応しているそうですが、せっかくなので歩いて動画を撮って比べてみました。
まずはiPhone 6から。
お次はiPhone 6 Plus。
おお、iPhone 6 Plusのほうが歩行時の振動がかなり軽減されて、滑らかになっていますね。Phone 6のほうは、若干振動が動画に影響しています。先述のとおり、光学手ぶれ補正は動画には対応していないと言われていますが、僕が撮ってみた感じだと違いを感じた次第です。
結論。iPhone 6のカメラはすばらしい
今回、iPhone 6/6 Plusで撮影をしてわかったのですが、間違いなく歴代iPhoneのなかでもバツグンに画質がいいですね。また、少し本体が大きくなったことで、構えやすくなって撮影しやすいと感じました。特に、iPhone 6 Plusが。欲を言えば、もう少し本体に厚みがあるとグリップ感が増していい感じになるかと思いますが、本体の巨大化はスマホとしては避けたいところ。iPhoneはカメラじゃないですもんね。
高感度にも強く、被写体にググッと寄れるので、日常のスナップ撮影はiPhone 6/6 Plusだけでも充分いけそうな気がします。
なお、1点気になったところがありました。
僕はiPhone 6を購入したので、編集部からiPhone 6 Plusを借りてテストをしたのですが、液晶の色味がずいぶん違うんです。iPhone 6 Plusのほうが色味が渋くて、緑の発色がよくないんですね。
でも、ほかのライターのiPhone 6 Plusをチェックしてみたところ、僕のiPhone 6とほぼ同じだったので、個体差なのかもしれません。気になる方は、友だちのiPhone 6/6 Plusと比べてみましょう。
繰り返しになりますが、iPhone 6/6 Plusとも、カメラの画質に関してはほぼ一緒。どちらも満足できる画質です。
最後に、今回のテスト中にiPhone 6で撮影したお気に入りの写真でお別れです。ではまた!
(追記 2014/10/08 19:24)
一部内容に誤りがあったので修正致しました。ご指摘いただきましてありがとうございます。
source: アップル
(三浦一紀)