欲しい人は急いだほうがいいかも?
グーグルから新たな「Android L」OSが発表され、続々と新端末のラインナップがそろってはきたのですが、7インチサイズの低価格タブレット「Nexus 7」についてのアナウンスが一切ありませんでした。「もしや打ち切りでは?」早くも海外では、そんな憶測を呼ぶ事態に発展しているようですよ。
ついにグーグルからも6インチサイズのファブレット「Nexus 6」がリリースされ、iPhone 6 Plusへの対抗色が強まりました。一方タブレットでは「Nexus 9」が新登場し、5インチサイズの「Nexus 5」から、6インチ、9インチまでの多彩なモデルが並ぶ中で、長らく北米ではGoogle PlayストアからNexus 7が姿を消したままの状態が続いてきました。このままNexus 7は、ひっそりと引退モデルになってしまうのかな…。
その憶測はまんざら間違っていないかもしれません。そんな噂がたってしまう最大の要因は、Nexus 7の破格のプライスにありそうです。ほどよいスペックのタブレットの価格が5万円前後だった時代に、他社製品をググンと下回るプライスでリリースされたNexus 7は衝撃的でした。でも、いまや他メーカーも競合モデルを次々に投入しており、同スペックで低価格のタブレットはそこまで珍しいものではなくなってきました。
そして、グーグルから新たに発売されるハイスペックスマホのNexus 6は、携帯電話キャリアとの契約なしだと650ドルと、7万円近いハイエンドモデルに位置づけられていますよ。そんなNexus 6の隣りに、いつまでも2万円台からNexus 7が顔を並べて売られていれば…?
新端末の並びを見ると、時代は高性能なデバイスを求める方向性に舵を切っているとグーグルは判断しているようにも感じます。そうであるならば、Nexus 7は役割を終えた存在としてリタイアするのはやむを得ないのかもしれません。
米Gizmodoがグーグル広報担当に問い合わせをしたところ、下記のような答えが返ってきました。
Nexus 7に関しましては、引き続き特定の小売業者から購入可能となっております。
う~ん、やはり当面はグーグル直営のオンラインストアからは購入できない状態が続く模様。それに他の販売ルートについても、これから在庫切れになったらどうなるのでしょう? 生産中止で、どこからもNexus 7が買えない状態にならないとは言い切れないかもしれません。やっぱり欲しい人は早めに買っておくのがよさそうでしょうかね!
Eric Limer - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)