前も後ろも見渡す限りのYouTube。
米Giz編集部がグーグルに質問したところ、近々全天球動画の対応を開始するとグーグルが認めました。360°、ついにきました。いや、きます。グーグルの回答では「360°の世界を動画で見たいと思ったことがあるでしょう。だからこそ、対応しようと思うのです、数週間後にはね」という内容で、詳細はまだわかりません。
おそらくリコーのThetaやコダックのSP360、Giropticの360cam、VSN V-360、Bublcamなどなど、最新カメラで撮影した全天球映像をYouTubeにアップできるようになることを指しているのでしょう。360°が撮れるカメラは上記のようにすでにそこそこ機種があります。おそらくグーグルの課題は、これらの形状が異なる機種でとられた映像を、うまいこと統一感のあるように見せる方法を模索することでしょう。
Full on Spring in Miike Park, Fukuoka - Spherical Image - RICOH THETA
リコーのThetaで撮影された全天球静止画(image by Yasuhiro Koyanagi)。
YouTubeという巨大プラットフォームが360°動画に乗り出すということは、参入障壁がぐっと下がることを意味します。全天球360°の動画が多くポストされれば、ヴァーチャルリアリティの世界がぐんと広がっていくでしょう。グーグルと言えば、昨年のGoogle I/Oにて配布したダンボール製VRヘッドセットGoogle Cardboardを持っています。そう、おそらくYouTubeとCardboardがタッグを組んでいく可能性が十分あることを意味します。
今年のVRヘッドセットはますますアツくなる予感。新しい世界が浸透するには、コンテンツだって大切ですから。
Sean Hollister - Gizmodo US[原文]
(そうこ)