まさにアップル一強。
数で押すAndroid勢にたいしてiPhoneはなかなかシェアを伸ばせないのが現状ですが、利益ベースではその圧倒的な強さに陰りはないようです。Canaccord GenuityのアナリストMichael Walkleyさんによると、アップルは2014年第4四半期(10月~12月)のスマートフォン利益の93%を獲得したそうなんです。いやいや93%って…ほぼアップルの独占状態じゃないですか。
このアップルの快進撃を支えたのは、もちろん昨年9月に発売されたiPhone 6とiPhone 6 Plus。14年の第4四半期には7450万台ものiPhoneが販売されました。さらに、iPhoneの1台あたりの平均価格は698ドル(約8万3,000円)にもなるそうです。これは平均206ドル(約2万4,000円)のサムスン端末と比べても段違い。iPhoneファンってガジェットには糸目をつけないタイプなんでしょうかね?
じゃぁ、他社の利益はどうなのよと見回してみると、端末シェアではぶっちぎりで首位のサムスンが9%となっています。あれ、アップルとサムスンを足すと100%を超えていない? と気づいた方は鋭い。実は、他に赤字のメーカーが存在するためにアップルとサムスンの利益シェアが100%を超えてしまうんですね。
スマホで利益を見込めるのはアップルとサムスンだけという構図は実は以前から続いています。今後、利益度外視でサムスンのシェアを切り崩す中国メーカーのシャオミがこの状況に変化をもたらせるのか、注目が集まりそうです。
source: Apple Insider
(塚本直樹)