Apple Watch、大幅機能カットでの発売を余儀なくされる見込みか…

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Apple Watch、大幅機能カットでの発売を余儀なくされる見込みか…

1年目は購入を見送ったほうがよいのかも?

他のスマートウォッチとは一線を画す、高い完成度と多機能性を売りにして登場してくると期待されている「Apple Watch」ですけど、ここにきて、やや心配になる噂が飛び込んできましたよ。思いのほか、アップルも苦戦しているようなんです……。

WSJ(Wall Street Journal)が関係者からのリークとして伝えた報道によれば、血圧を測定できたり、ストレスレベルの診断まで可能になるとされていた、数々のApple Watchの高機能センサーが、ユーザーの体質や着用スタイルによって測定値に誤差が生じる問題を克服できなかったため、4月に発売される初期出荷モデルには非搭載とせざるを得なかったと言われています。すでに他社製のスマートウォッチでも幅広く採用されている、心拍数や歩数などを測れる簡易センサーのみが搭載される仕様に落ち着くそうですよ。

この複数センサーの非搭載決定によって、高性能ヘルスケアキットとしての位置づけは厳しくなってしまうApple Watchは、単なるiPhoneのコンパニオン端末を超える存在になれるのかという大きな課題が突きつけられることにもなりますが、それでもWSJは、アップルが4月の発売時に500万台から600万台を用意し、好調な売上げを予測しているとする関係者の談話も伝えています。

なお、初代Apple Watchには搭載が見送られるものの、将来的にはアップルならではのヘルスケアセンサーの実装を目指してApple Watchの開発が続けられるとのことなので、意外と来年発売モデルくらいからは目ざましい進化を遂げてきたりするのかもしれませんよ。あのiPhoneでさえ、当初のモデルでは3Gにすら非対応だったのに、後に大きくバージョンアップしてきましたものね~。

source: WSJ

(湯木進悟)