えぇっ、みんな知ってると思ってたのに……。
いよいよ3月9日に発表会が迫る「Apple Watch」ですけど、このほどMM総研から日米での認知度にかかわる興味深い消費者調査の結果が発表されましたよ。すでに米国では昨年末の時点で、10代から50代のスマートフォンユーザーの89.2%が存在を認知していたのに対して、なんと日本国内では、同年代の4割以上のスマートフォンユーザーが、Apple Watchとはなになのか、名前すら聞いたことがなくわからないと回答していたことが明らかになっています!
同調査では、メガネ型・腕時計型を問わず、ウェアラブル端末全体についての知名度も尋ねており、米国内ではスマートフォンユーザーの94.2%がウェアラブル端末の存在を認識していた一方で、日本での知名度は48.9%にとどまっていることも示されました。ギズ読者の皆さまには、すっかりおなじみのグーグルグラスやApple Watchでさえも、日本ではスマートフォンユーザーの過半数が知らないと答えている現状のようですね。
なお、米国では非常に知名度も興味関心も高いApple Watchというイメージを抱きそうですが、米国内のスマートフォンユーザーが、もっとも今後に期待している腕時計型のウェアラブル端末の開発メーカーには、アップルを抜いて、サムスンがトップに立っていることも判明しています。意外とApple Watchは買わないけれど、サムスンの「GALAXY Gear」シリーズのスマートウォッチは購入したいだなんて考えている米国民が少なくないみたいですよ。
ちなみに、いまだ知名度も人気もいまいちという日本国内のウェアラブル端末市場ではありますけど、もしも腕時計型のウェアラブル端末を使うとしたら、どのメーカーの製品を使ってみたいかという問いに対しては、アップル、ソニー、カシオの三強へのリクエストが非常に高いことも明かされています。今年の日本国内でのスマートウォッチをはじめとするウェアラブル端末の販売数は134万台ですが、2020年度には573万台に拡大するとの予測まで出されており、これから日本でも順調に需要が高まって、右肩上がりに市場が盛り上がっていくことに期待でしょうかね~。
source: MM総研
(湯木進悟)