どんな化学変化が生み出されるのか。
Beatsベースの音楽ストリーミングサービスがiOSやOS Xに統合されるという刺激的なニュースを以前お伝えしましたが、その発表は6月初旬にアップルの開発者向けイベント「WWDC 2015」で行なわれるとの情報がインターネット上に流れています。ネタ元の9to5Macによると、このBeatsベースのサービスは他のユーザーのプレイリストを楽しんだり、個人の好みを反映させたり…と、クラウドベースである強みを存分にいかしたものになるんだそうです。価格はおそらく月額7.99ドル(約1,000円)で、他社よりも(そしてBeats Musicよりも)安くなるんだとか。アップル新鋭の音楽ストリーミングサービスが月額1,000円ぐらいなら試してみたいですね。ただ、いつものごとく日本でのサービス開始時期については全く不明ですが…。
また、同サイトではこのストリーミングサービスは本来もっと早くにリリースされる予定だったことも伝えています。ただ、Beatsの買収の際に一部の人間が同社を去るなどした影響で計画が遅れており、またAndroid向けアプリの開発者も退職してしまったそうです。これが買収による生みの苦しみってやつなんでしょうか? 開発の状況次第では、最悪秋に発表されるiOS 9での統合もありうるんだそうです。ストリーミングサービスは他社のものもあるので、個人的には完成度を十分に高めてからリリースして欲しいかな。
アップルは日本時間で3月10日午前2時から、私達の日常生活を一変させるかもしれないアイテム「Apple Watch」を発表します。そちらのアプリの開発に専念するため、音楽ストリーミングサービスの開発にはあまり力を割けない、という事情があるのかもしれませんね。また、Apple TVにもさまざまな新機能の導入が予定されているそうです。Apple Watchの発表を見て、一息入れてから、こちらも楽しみにしましょう。
source: 9to5Mac
(塚本直樹)