約16年ぶりのアップデート。
先日のアップルイベントで紹介された2つの期待の新製品。3色展開でMacBook Airよりも薄い新MacBookと、アップルが満を持して発売するApple Watch。この2つには意外な共通点がありました。
それはフォントです。Apple Watchのシステムフォントとしてお披露目されたアップル製オリジナルフォント「San Francisco」。このフォントが新MacBookのキーボードにも使われているんです。
「M」を見ると違いが一番分かりやすいかも知れません。画像上側が新MacBookのキーボード。下側は従来のApple Wireless Keyboardです。
アップルは今までキーボードには16年近く「Vag Rounded」というフォントを用いてきました。このフォントはかつてフォルクスワーゲンで使われており、比較的メジャーなフォントです。ご存知のとおり、フォントはブランドイメージに大きく影響する要素です。システムフォントやウェブサイトのフォントなどを、ここ数年で徐々に変更してきたアップル。これもその一環とも言えるのかもしれませんね。
ちなみに、今回のイベントで同時発表された、第5世代Intel Core i シリーズ搭載のMacBook Airや13インチのMacBook Pro RetinaディスプレイモデルはVag Roundedのまま。これらモデルはどのタイミングでSan Franciscoに入れ替えるのでしょうか。それとも、新MacBookと、従来のMacBookシリーズでは扱いが異なるのでしょうか。
次に出てくる新製品がその答えになるかもしれませんね。
image by Apple
source: EPIC HERO
(小山和之)