にゃーにゃーにゃー、にゃー。
宮城県石巻市、牡鹿半島の先端に位置する田代島。「ネコの島」として有名なこの島での生活を記録したドキュメンタリー・ショートフィルムがあります。この島には800匹ほどの野良ニャンコが生活していますが、人間はわずか100名ほど。ニャンコたちを大切に大切に育て続ける島の生活とはどんなものなんでしょう?
もともと、ニャンコたちはネズミ捕りのために島に連れてこられました。島ではネズミが蚕を食べて繁殖し、漁業を脅かしていたのでニャンコに助けを求めたわけです。ところが、ニャンコを大切にする理由は昔お世話になったからというだけではありません。島の伝承によると、すっかり猫愛好家になった漁師たちが、一匹のニャンコが死んでしまったときにその遺体を祭ったそうです。そこから、伝統的にこの島では猫用のお墓が建てられ、どんどんニャンコ人口も増えていったのでした。ちなみに、天敵とされる犬は原則持ち込み禁止。島民は徹底的に猫派みたい。
このおよそ10分のショートフィルムは、もうすぐ公開される長編ドキュメンタリーの言わば予告編。長編のほうにはニャンコたちのどんだけモフモフでキュートな姿が映っているんでしょうかね。
source: My Modern Met
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(SHIORI)