見た目は進化しても中身は…?
4月に入り、発売まで秒読み段階に入った「新しいMacBook」。Retinaディスプレイが搭載され、重量もMacBook Airよりも軽い920g。ポートがUSB type-Cしか無いのが心配だけど、3色展開でかっこいいしこれは買うしかない! でも、そう思っていた皆様にちょっと心配なニュースが入ってきました。
この新しいMacBookのベーシックモデルに搭載されるBroadwell世代のCPU「Core Mプロセッサ 1.1GHz」。このベンチマークスコアが出てきたのですが、それが結構低いんです...。数値的にはMid2011モデルのMacBook Air最上位モデルに搭載されるSandy Bridge世代の「Core i7プロセッサ 1.8GHz」とほぼ同等という結果なんだそう。
確かに、このCore Mプロセッサは超低消費電力モデルで、バッテリーライフを重視する代わりに、一般的なCPUに比べて性能を抑えめに作られているのも事実です。それにしても約4年前のMacBook Airと同程度とはちょっと驚きでしょう。
もちろん、この数字=性能ではありません。単純にプロセッサの処理能力を数値化しただけのもので、体感速度がこの通りではないでしょう。それに、CPU以外の性能を見ると圧倒的に新しいMacBookの方が有利なのも事実。例えば、メモリは8GBに対し、Mid2011モデルのAirは最大で4GB。オンボードグラフィックスも、Core Mに搭載されるIntel HD Graphics 5300に比べ、Airは3世代も前のものです。また内蔵SSDの速度も、新しいMacBookはPCIeのお陰で向上しているはずです。
しかし、新しいMacBookはRetinaディスプレイを搭載していますから、グラフィックス処理にはかなりの負荷をかけているはずです。そこだけが唯一心配な点でしょうか。総合的な体感速度がどのようになるかは、実機を触ってみないと何ともいえないところです。
全ては発売してみてから。実機を楽しみにしておきましょう。
image by Apple
source: appleinsider via Geekbench Browser
(小山和之)