※イメージ画像です
規制時代きちゃうのかな...。
4月22日の10時40分ごろ、東京都千代田区永田町にある首相官邸にドローンが落下しているのが発見されたそうです。
NHKの報道によると
・小型カメラ・発煙筒のようなもの
・プラスチックのような容器
を積載した、50センチほどのクアッドコプターとのこと。さらに朝日新聞の報道によると「放射能を示すマークもあったという」。
永田町という場所柄、個人ユーザーが撮影のために飛ばしていたとはあまり考えられません。それにカメラ以外の積載物とマークの存在もあります。
5月20日には世界に先駆け、日本で第1回国際ドローン展が開催されます。このイベントでは「ドローンに関する国の取り組み」として国土交通省、経済産業省、総務省、内閣府のスタッフがセミナーを開催することになっています。
国を上げてポジティブな運用方法を考えていくという段階まできての、今回の事件。ドローン市場全体がネガティブな雰囲気にならなければいいのですが...。
追記(2015/04/23 16:45):今回の事件を受けてドローンメーカーのDJIは次のように発表しました。
【飛行禁止区域】
弊社製品はGPSを使ったシステムであり、「空港周辺」は離陸できないようになっています。
今回、総理官邸へのドローン侵入事件を受け、「総理官邸」「皇居周辺」を飛行禁止区域として追加しました。半径1km以内では離陸できない仕様となります。
*従来機種についてもアプリ更新のタイミングで追加されます
DJIのドローンは、今までも飛行場の周囲では飛ばせない設定になっていました。これから提供される新しいファームウェアをインストールすることで、新たな飛行禁止区域情報を追加できるようですね。
(武者良太)