こやつ、空気清浄機レベルのゴミ取り能力を持っていますよ。
吸い取ったゴミやホコリを空気と分離して排出させないダイソンの掃除機。十分にクリーンな空気を作れるアイテムと思っていましたが、彼らにいわせるとまだまだだったみたい。
新型のコードレス掃除機「Dyson V6 Fluffy」とハンディクリーナー「Dyson V6 Mattress」はグリップ真上にある排気口部にポストモーターフィルターを装備。PM2.5のみならず0.3ミクロンまでの微粒子を99.97%もキャプチャできる性能で、(イメージですが)初夏の高原のような綺麗な空気のみを排出するモデルです。
モーターやサイクロンカップなどの作りはDC61、DC62、DC74と同じなようで全体的なルックスは一目見て「ダイソンの掃除機だ」というのがわかるもの。「Dyson V6 Fluffy」はカラーも同じですね。
「Dyson V6 Mattress」はクリーンなイメージをより高めたかったのでしょう。ホワイト・グリーンのツートンに加え、スイッチやサイクロンカップのフタロックなど、指で操作するコントロール部はレッドにしてワンポイントとしています。
スケルトンモデルもありました。使われているモーターも最大110,000rpmのダイソンデジタルモーターV6です。後部にフィルターがついたことですらっとした印象を感じますね。
肝心のフィルターですが取り外しはカンタン。後部をつかんでひねるだけ。定期的に清掃する必要はありますが、交換は不要です。何度でも使えます。
フィルタリング能力のデモも見せていただきました。まずは数マイクロミリメートルの粒子となる煙。
他社の掃除機は盛大に煙こみの空気を排気していましたが、「Dyson V6 Fluffy」からの漏れはなし。フィルターでキャプチャーされていることがわかります。
フィルターが増える、すなわち抵抗値が増えて空気の流れの速度が落ちる、だから吸引力が下がっちゃう? と思いましたがまったくそんなことはありません。隙間につまった細かいゴミも1ストロークで吸い取っていました。
「Dyson V6 Mattress」は名前のとおりマットレスなどの掃除にも適したモデルです。どれだけ効率よく仕事してくれるのか、2枚のマットで挟み込んだ粉の吸い取り実験で確かめます。
結果はご覧のとおり、「Dyson V6 Mattress」がとおったあとはきれいに吸い取られていました。
「Dyson V6 Mattress」に装着されているのは付属のミニモーターヘッド。接触面積が狭いために強く、深く押しつけることができるというメリットがあるようです。
ポストモーターフィルター以外のハードウェア部分はDC61、DC62、DC74を踏襲しています。ゆえにDC61、DC62、DC74オーナーの方がいますぐ買い換えるものではないかも。でもDC45以前の、そして他メーカーのコードレス掃除機orハンディクリーナーをお使いなら買い換え・買い足したいところです。掃除力の向上は家事業務の時間短縮と同意ですから。
source: ダイソン
(武者良太)