実際に使っていくと、こんな感じ。
いろいろと便利な機能はあるものの、Apple Watchって実際には生活にフィットするんでしょうか? Apple Watchを手に入れてからずーっと着けて生活してきたわけですが、ゴールデンウィーク(以下GW)に入って、改めてその使い道を試す機会がありました。
早起きする
GW初日、飛行機で実家に帰ることにしていました。フライトの時間は朝7時半です。自宅から羽田空港までのルートをiPhoneで検索して、Apple Watchでアラームをセット。わたしの使っている「乗換NAVITIME」ではルートを決定したら、「Apple Watchに登録」しておくと、Apple Watchから乗り換えを確認できるようになりますよ。
以前はiPhoneのアラームで起きていたんですが、Apple Watchに変えてからいいことがひとつありました。それはiPhoneを自宅に忘れることがなくなったこと。アラームを消して枕元に置いたまま…ということがなくなりました。寝る前にリュックサックの中に入れてしまうことができるので。
iPhoneと違って消音モードがオンになっているとアラームも鳴らないので、仕事中などに通知音を消している人は注意。グランスから設定できます。
ちなみにアラーム時刻の設定のときはタップやスワイプではなく、デジタルクラウン(リューズ)を回します。最初これに気付かなくてちょっと戸惑いました。
空港に行く
ちょっと寝坊しかけたんですが、スヌーズ機能をオンにしておいたので10分後に起こしてくれました。急いで家を出ないと。
キャリーバッグとおみやげの紙袋を両手に持って電車へ。どこで降りるんだっけ、というときも乗換ナビをApple Watchで確認できます。荷物が多いときや混んでいる電車ではとても役立ちます。ここまでiPhoneはリュックサックにしまったまま。
さらにあらかじめグランスに追加しておけば、さっとスワイプするだけで確認できますよ。
飛行機に乗る
ANAやJALはApple Watch対応アプリを出しているので、予約情報などがApple Watchから確認できます。画像はANAのアプリ。保安検査場の締め切りまであと何分とか、搭乗時間が近づくとゲートも確認できます。
保安検査場とゲートの通過のときにはPassbookが活躍します。iPhoneであらかじめ搭乗チケットを登録しておけば、2次元QRコードが表示できて、タッチで通過。ちなみに使用済みチケットなどは削除して、iPhone側アプリに登録するチケットを1枚だけにしておかないと、Apple Watchでうまく読み込めません。
ここで手荷物検査のために、初めてiPhoneを取り出しました。
両親と食事する
以前は飲み会のときにはiPhoneをテーブルのすみに置いて、ちらちらとチェックしていたわたしですが(同じようなことしてる人きっと多いですよね)、そんなこともなくなりました。着信や通知があればApple Watchが教えてくれますしね。取り出したのはInstagramで写真を撮るときだけでした。
食事や会話に集中できるし、最近iPhoneをチェックする回数が減ったなーと実感したのもこのときです。
ドライブに行く
ドライブや散歩に出かけるとき、iPhoneのマップでルートを検索してナビを開始すれば、自動的にApple Watchでも案内がスタートします。
ひとつ交差点を過ぎると、すぐに次の交差点の情報「あと何メートル、交差点の名前、どちらに曲がるか」をiPhoneが音声案内してくれます(ディスプレイは映画のままですが)。ちらっとApple Watchを見れば、Y字路など交差点の形状も確認できます。
そして曲がるポイントに近づくと、もう一度iPhoneが音声で教えてくれます。同時にApple Watchが「ここだよ、ここで曲がるよ、ここ」みたいに振動します。
実はこのApple Watchのナビ、徒歩で利用してみたときはいまいちな印象だったのですが、自動車だと役に立ちました。交差点などのやや手前、ちょうどウインカーを出したいくらいのタイミングで振動するので、どこで曲がるのか迷ったり、曲がり損ねたりすることがありませんでした。これはわたしだけかもしれませんが、音声だけで指示されていた従来のカーナビより、振動だとよりパーソナルな指示に感じました。助手席の友達に「ここで曲がるよ」と教えられているような。
ただ、新しくできた道などマップが認識しないときもありましたけど。アップデートを期待しましょう。
GWにいろいろ試してみて、いちばんのお気に入りは、このカーナビとして使えるマップでした。これまでは運転していてもナビの地図ばかり見てしまって、初めての道ではなんだかドライブが窮屈だったように思います。現実の道路を走っているというよりは、地図の上をたどっているような。でもApple Watchは、地図を見なくても運転できるように設計されているように感じました。
source: アップル
(斎藤真琴)