アスファルトがドロドロ。
48℃の熱波で死者2,000人を超えたインドは首都ニューデリー現地の写真です。
金曜段階ではアーンドラ・プラデーシュ州では既に1,334人が亡くなり、隣のテランガーナ州では440人が死亡、全国で死者1,826人という政府発表だったのですが、また増えてしまいました…。
熱波はホームレス、建設作業員、新生児、幼児、高齢者を直撃し、病院は脱水症、熱けいれん、熱中症、心臓まひの人で溢れかえり、各地では停電が多発。国家防災委員会(NDMA)は、外出を控え、ゆったりとした服を着用し、喉が乾いていなくてもとにかく水分を採るよう、声を大に指導していますよ。
南アジアでは3月から6月のこの時期、熱波は珍しいことではないのですが、地球温暖化が原因で暑さが増しており、これから熱波はますます長丁場で、ますます暑くなると見る専門家も。これ以上 暑くなったらどうなっちゃうんだ、インド!
気象学者のみなさんいわく、今回の熱波は雨が少ないところに、ラジャスタン州の砂漠から乾燥した熱風が吹き込んで発生したものだということで、6月のモンスーン到来まで状況好転はないだろう、とのこと。それまではニューデリー(首都圏人口2300万人)でも気温は大体45℃前後の日が続くと、インド気象局長のBrahma Prakash Yadavさんは話しています。
熱射地獄がわかる衝撃写真は原文でどうぞ。
Attila Nagy - Gizmodo US[原文]
(satomi)