これはアリかも?
スマートフォンの大型化に伴って、コンパクトサイズのタブレットの需要が消えつつありますよね。でも、持ち歩くにはデカいスマホは嫌……。昔ながらの小さなスマートフォンのよさを懐かしく感じている人だって少なくないのでは?そんなニーズを意識してか、このほどサムスンが、ディスプレイを3つ折りにたためてしまうデバイスのデザイン特許を取得したことが明らかになりましたよ! 通常は小型サイズのスマートフォンが、一瞬にして3倍の画面サイズの大型タブレットへとトランスフォームしてしまいます。あるいは、同じコンセプトをタブレットに応用し、タブレットを展開すると、3倍サイズの大型モニターディスプレイが出現するというデバイスだって作れそうですよね。
サムスンは、この斬新なデザインを、2013年11月に第30-0757696号特許として申請。そして、韓国特許庁(KIPO)により、同特許が今月中に正式登録されたことが発表されています。もちろん、あくまでもサムスンがデザイン案を保護するためだけの目的で、事前に特許のみを取得しておいたとも考えられるでしょう。とはいえ、このところ他メーカーからの猛追を受けて、頼みのGALAXYシリーズのスマートフォンの売行きすら低調になってきているサムスン。起死回生の一矢に、世界を驚かせる奇抜な新モデルを投入してくる可能性だってなきにしもあらずですよね。自社でディスプレイを製造しているサムスンですから、決して無理な話でもないのかも~。
なお、自由自在にディスプレイサイズが変わる利便性もさることながら、3つ折りにたたんだ状態だと、グッと厚みを増して強度が高まるメリットに着目している専門家もいるようです。まるで、かの毛利元就の「三矢の訓」を堅牢スマホのデザインにしてしまった感じでしょうか? いずれにせよ、そろそろ単なる既存モデルの改良品ではなく、まったく新しい世代のスマートフォンやタブレットがほしいと感じている人は多いはず。なんとかサムスンには本当に商品化までこぎつけてもらいたいところでしょうかね。
source: Android Authority
(湯木進悟)