DARPA・ロボティックス・チャレンジについて、あなたが知っておくべき全てのこと

    DARPA・ロボティックス・チャレンジについて、あなたが知っておくべき全てのこと

    そう…これはロボットの五輪!

    米国防高等研究計画局(DARPA)主催のロボット・コンテスト「DARPA Robotics Challenge」の決勝戦が、6日5日からカリフォルニア州ポノマで行われました。このコンテストでは、世界中から参加する24のチームが、賞金350万ドル(約4億4千万円)をめぐってしのぎを削ります。米ギズモードがイベント会場から、その見どころや、知っておくと楽しめる知識を紹介していますよ。

    DARPAロボティックス・チャレンジって何?

    「DARPA・ロボティックス・チャレンジ」は、アメリカはカリフォルニア州ポモナに拠点を置く国防高等研究計画局が主催するロボットの競技会。世界中から24のチームが参加します。(うち半数はアメリカからの参加。)ロボットには災害を想定したいくつかの課題をこなすことが要求されます。福島で起こった原子力発電所事故のような状況も想定されています。

    ロボットを操作するチームは、ロボットが視界に入らないよう、完全に切り離された場所からロボットを遠隔操作しなければなりません。また、これも実際に災害地域での使用を想定して、チームとロボットの間には「意図的に」妨害電波が発生するようになっています。つまり、ロボットはある程度の仕事を操作なしで(自主的に)こなさなければならないんです。

    いつ行われたの?

    「DARPA・ロボティックス・チャレンジ」の決勝戦は2日間にかけて開催されました。1日目は6月5日の朝から午後6時頃まで、2日目は6日の朝8時から1日中に渡って行われました。表彰式は6日の午後7時に行われ、競技のために4つの同じコースが設けられました。

    ロボットに課せられた試練は?

    それぞれのチームは、ロボットを使って1時間以内に次のことをこなさなくてはいけません。

    1. 乗り物を運転する
    2. 乗り物から降りる
    3. 扉を開け、建物の中に入る
    4. 安全弁を見つけて、閉める
    5. 壁を通り抜ける
    6. サプライズ・タスク(参加者にはこれが何になるかは、知らされていない。)
    7. がれきを除去する、もしくは不整地を通り抜ける
    8. 階段をのぼる

    予選と比べて、決勝戦は難しい?

    もちろんです。予選では8つの課題それぞれをこなすのに、30分の時間が与えられていました。決勝戦ではその全てを1時間のうちに行わなければなりません。また、予選ではロボットが転んだ時に損傷しないよう、安全ロープを使うことが許されていました。もしも決勝でロボットが転倒したら、自動的に立ち上がるか、それができない場合は10分間のペナルティと引き換えに手動でロボットを起き上がらせなければなりません。

    それに、予選ではロボットとチームは有線でコミュニケーションをとることができましたが、決勝戦では全ての操作をワイヤレス(無線)で行う必要があります。しかも、定期的に最大で30秒の妨害電波が、ロボットとチームのワイヤレス通信の間に発生します。

    誰が参加したの?

    全世界から24のチームが参加しました。そのうちのいくつかは、政府からの援助を受けています。参加チームについての情報を知りたい方は、こちらからどうぞ。

    賞金は?

    1位 200万ドル(約2.5億円)

    2位 100万ドル(約1.3億円)

    3位 50万ドル(約6千万円)

    おバカなロボットのことなんて興味持てないんだけど?

    今はそうかもしれません。でもこのロボットたちは、来るであろうロボットの反乱の首謀者の曾お祖父ちゃんたちかも知れませんよ?

    今回の気になる結果は…? 韓国のチームKAISTが、満点の8点をスコアし、44分28秒という記録で優勝しました。

    Matt Novak - Gizmodo US[原文

    (Daiya)

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