いよいよ量産に向けて動き出しました。
iPhone 6/6 Plusに搭載されてるプロセッサはA8プロセッサ、なら順当に行けば次期iPhoneに搭載されるのはA9プロセッサというになります。
そのA9プロセッサ、ChinaTimesの報道によるとTSMCとサムスンがテストプロダクトを終えたそうです。TSMCはサムスンより歩留まり(生産効率)がよく、また生産コストも低かったんだとか。この辺、TSMCが採用する16nmプロセスとサムスンが採用するより微細な14nmプロセスの違いが影響しているのかもしれません。なお、どちらのプロセッサもパフォーマンスに違いはなかったそうです。
以前KGI証券のミンチークオさんがA9プロセッサのTSMCの担当分は30%になるとレポートしていましたが、これだけTSMCの生産が順調だと同社への割り当てはもっと増えるかもしれませんね。
報道によれば、TSMCは今月中にもA9プロセッサの量産を開始する予定です。このままTSMCがA9プロセッサ製造の主力を担うのか、それともサムスンが巻き返すのか…。iPhoneプロセッサというビッグビジネスを巡って暑い夏が始まりそうです。
source: ChinaTimes via Phone Arena、me.ign.com
(塚本直樹)