まったく新しい夜景体験。
先日ご紹介した「CITY LIGHT FANTASIA by NAKED 」が、渋谷ヒカリエで本日から8月30日まで公開されます。手がけるのは3Dマッピングの第一人者である「NAKED」。そのみどころをお伝えします。
渋谷という街とコラボレーション
これまで新江ノ島水族館のナイトアクアリウムや東京駅のミチテラスなどとコラボレーションしてきたNAKEDですが、今回の相手は渋谷という街。そして渋谷の夜空が彼らのキャンバスとなりました。
渋谷という街はサイネージやネオンが多く、投影に向いていないように感じるかもしれない。しかし、それを含めて渋谷、ノイズがあってこそ渋谷ならではの体験ができる。
そう語るのはNAKED Ink. 代表の村松亮太郎氏。実際の景色とプロジェクターで映し出す映像を自然に見せるためには観客の視点を計算しつくすことが必要なのだそう。
なぜ透明なガラスに映るの?
プロジェクションマッピングはプロジェクターで映像を投影するものですから、通常そこには建物や物体などの映し出すモノが必要です。しかし、今回の「CITY LIGHT FANTASIA by NAKED」でマッピングするのは空、そしてそこにあるのは透明な窓です。この透明なガラスに映し出すためにNAKEDは透明だけど光を映す特殊なフィルムを共同開発したのだそう。
リアルとの融合を徹底的に追及することで、まるで夜空に実際に存在するような幻想的な体験が可能になっているんですね。実際に投影前の窓を見ても普通にクリアな窓ガラスに見えました。
渋谷オリジナルコンテンツも
大阪、名古屋で開催されてきた「CITY LIGHT FANTASIA」ですが、今回の東京では渋谷にちなんだ特別映像も盛り込まれています。再開発が進められる渋谷の未来の姿を映し出したり、渋谷を舞台にした映画である「バケモノの子」の渋天街も登場しますよ。
Fire Works by NAKED
NAKEDが手がける花火、「Fire Works by NAKED」の上映もありました。夏の風物詩である花火と万華鏡を組み合わせたこちらの作品も会期中は毎日上映されているそうです。つまり毎日が花火大会。渋谷という都会の真ん中(さらに冷房の効いた室内)という現実ではありえないシチュエーションで花火を鑑賞してみるのはいかがでしょうか。
期間:2015年8月7日(金)〜8月30日(木)
場所:渋谷ヒカリエ11階スカイロビー
時間:19:30〜22:30(予定)
料金:無料
source: CITY LIGHT FANTASIA by NAKED
(前田真希子)