薄型化の最大の障壁?
Macお宝鑑定団Blogは28日、アップルが次期iPhone(通称:iPhone 7)ではヘッドホン端子を廃止し、本体の1mm以上の薄型化を計画していると伝えています。
ヘッドホン端子がなくなることで、iPhone 7ではライトニングポート経由、あるいはBluetooth経由でイヤホンを接続することになります。同ブログによると、例えば純正イヤホンのEarPodsはコネクタ部分にDAC(デジタル・アナログ変換器)が内蔵されたライトニング端子を搭載するとのこと。
一般的に、ライトニングポートを介する形でDACを利用すると音質は向上する傾向があります。それは、ノイズの多いスマートフォン内部のDACを利用するよりも、ライトニングポートからデジタル出力をしてデジタル・アナログ変換をするほうがノイズの影響を受けにくいからです。これは、オーディオ再生の品質にこだわるユーザーがスマートフォンのイヤホン端子を使わず、ポータブルDACをスマートフォンと一緒に持ち運ぶ理由と同じです。つまりノイズの少ない、よりクリアな音楽再生が期待できそうですね。
ただし、これまで当たり前に使えていたヘッドホン端子が使えなくなるデメリットには不安の声もあがっています。
@9to5mac Other than usual reasons, this presents big lock-in problem; imagine headphones with only lightning port, thus becoming iOS-only.
— Karan Pandya (@Mbrawler) 2015, 11月 27
「これには大きな問題がある。ライトニング端子搭載のヘッドホンは、iOS デバイスでしか使えないじゃないか…。」
確かに。アップルが純正のライトニングポート→ヘッドホン端子の変換プラグを用意すれば問題は起きなさそうですが、一体どのようなアプローチがとられるのでしょうか。
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source: Macお宝鑑定団Blog
(塚本直樹)