発売日がなかなか発表されず、直前までソワソワさせられた「iPad Pro」。ついに12日、アップルストアの店頭で発売が開始されました。そのファーストインプレッションをお伝えします。
iPad Pro
iPad ProとSmart Keyboard、アンボックス! pic.twitter.com/L23RWbwqad
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) 2015, 11月 12
「でかい」。とにかく第一印象はこれです。重さもiPadにしてはずっしりとしている印象です。ただ、ラップトップだと思えばそんなに気にならない重さでもあります。

画面はRetinaディスプレイ。きれいです。コントラスト強めで、色がはっきり出る印象です。試しに「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」予告編を見てみましたが、発色の美しさを感じることができましたよ。ちなみにスピーカーは本体の両側に付いていて、音もいい感じです。

普段メインで使っているMacBook Air(13インチ)と並べてみました。iPad Proのディスプレイは、MacBook Airに比べると、縦に長く横は短いです。トラックパッドがないぶんディスプレイが近いので、大きく感じられます。「没入感がある」という意見も。

厚さは「Smart Keyboard」をつけた状態でほとんど同じくらいです。iPad Pro本体だけだと、iPhone 6とほとんど同じ薄さでした。
Apple Pencil
Apple Pencil、アンボックス! しっかりとした持ち心地です pic.twitter.com/aJQfgU2XcS
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今回いちばん注目されているのは「Apple Pencil」でしょう。
持った感じはやや重め。でも決して嫌な重さじゃありません。万年筆や製図用のペンシルを持ったときの、あのしっかりした感じに似てます。

この部分がキャップになっていて、開けると充電用のLightningが出てきます。付属品として、他のアップル製品と同じようにLightningケーブルから充電するためのアダプターも入ってます。なので普段はこれで充電して、外出先でピンチなときにiPad Pro本体の充電口に数十秒だけ挿す、という使い方もよさそうです。
デザインはとてもシンプル。白くて丸いです。ポケットや書類に引っ掛けるためのクリップもないし、鉛筆みたいに6角形でもありません。ふとデスクに置いたらころころ転がってそのまま落ちてしまうのでは…?と懸念していましたが、そこはちゃんと設計されていました。
Apple Pencilを転がしてみました(ちゃんと「Apple Pencil」のロゴが上になって止まるんです) pic.twitter.com/syC3p9vZxc
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ころころとしばらく転がりますが自重で止まります。しかも常に「Apple Pencil」のロゴが上を向くようになっているんです。一枚上手です。
Apple Pencil書きごこちチェック。濃淡や太い細いが表現できますね pic.twitter.com/gaCPBSXPXt
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書き(描き)心地は、使ってみた編集部員のほとんどから好評でした。とても滑らかに書くことができますし、力の強弱やペンの傾き具合で、インクの濃淡なども変わります。なにより、画面を拡大しなくとも、かなり細い線まで描くことができるのはとても魅力的でした。
Smart Keyboard

純正の「Smart Keyboard」は現在チャコールグレーのみ。キー配列はUS配列をiOSカスタマイズしたもの。MacBookなどの配列とはちょっと異なります。ただ、今日一日使っているうちにけっこう慣れてきましたよ。

触った感じは、ざらざらしていて打鍵音は静かです。あとは、これにApple Pencilの収納場所があれば最高だなあと思いますが…。
さて気になるのは、「持ち運んで使いやすいの?」とか「ノートパソコンの代わりになるの?」といったことですよね。ギズモードではこのあともiPad Proを使い続けて、さらにレビューしていきます。
source: アップル
(斎藤真琴)